SNSではサービス終了を惜しむ声も！動画配信サービス「GYAO!」が2023年3月末に終了 ー 購入済み動画はどうなるの!?
2005年からスタートした老舗の動画配信サイト「GYAO!（ギャオ）」が、2023年3月31日をもって終了することが発表された。GYAO!といえば無料動画やTVで見逃してしまったアニメ・ドラマの見逃し配信のチェックに利用している人も多かったと思う。SNSではサービス終了を惜しむ声も多いが、今後のGYAO!の動向や購入済み動画がどうなるのかなどを確認しておこう。
「GYAO!」終了で購入した動画も視聴できなくなる！
今でこそ、Amazonプライム・ビデオ、Netflix、TVerといった動画配信サービスは当たり前になっているが、その先駆けとなったのが、2005年4月にUSENグループのサービスとして始まった「GYAO!（ギャオ）」である。
当時はADSLによる最大50Mbps程度のブローバンドが標準となり、FTTH回線が大きく伸びてきた時期。パソコンで映画やTVドラマ、アニメなどが楽しめるGYAO!の出現は画期的で、本格的なインターネット時代の到来を象徴するような出来事であった。
GYAO!はその後2009年にヤフー/ZHDの動画配信サービスとなり、無料動画やテレビの見逃し配信サービスなど、インターネットにおける動画配信サービスを継続してきた。今でも、見逃してしまったアニメやドラマをGYAO!でチェックしているという人も多いはずだ。
そのようなGYAO!だが、残念ながら2023年3月31日 17:00にサービスを終了することになった。同時にGYAO!ストア、トレンドニュースも終了するという。
【サービス終了日時】2023年3月31日（金）午後5時
【販売商品について】
「GYAO!ストア」で販売している商品には、視聴期間が設定されているレンタル商品と月額商品（NHKオンデマンドまるごと見放題パック）があり、買い切り型の商品はございません。
■レンタル商品について
【販売終了日時】2023年2月13日（月）午後5時をもちまして、販売を終了いたします。
【視聴期限】
・現在販売しているレンタル商品
各レンタル商品の視聴期限まで、通常通り視聴することができます。
・2023年1月16日（月）以前にご購入いただいたレンタル商品
視聴開始時点において、ご購入済みのレンタル商品の視聴期限が2023年3月31日（金）午後5時を超える場合、それ以降の視聴ができなくなります。 視聴ができなくなる方には、サービス終了後に当社より個別にメールにてご案内をお送りいたします。
■月額商品（NHKオンデマンドまるごと見放題パック）について
【販売終了日時】
2023年2月13日（月）午後5時をもちまして、販売を終了いたします。
【視聴期限】
2023年3月分の更新をされた方は、2023年3月31日（金）午後5時で視聴が出来なくなるため ※ 、当社より個別にメールにてご案内をお送りいたします。
※ 月額商品（NHKオンデマンドまるごと見放題パック）は、2023年3月31日（金）をもちまして、自動的に解約となります。
これにより、GYAO!ストアにある商品は2月13日をもって全商品の販売を終了する。そして、これまでに購入した動画も2023年3月31日以降は視聴できなくなってしまうという。今後、GYAO!ストアにて動画を購入する際はそのことを念頭に置いておきたい。
GYAO!公式サイトのトップに「重要なお知らせ」があり、その詳細をクリックすると「サービス終了のお知らせ」へと飛ぶことができる（画像はGYAO!公式サイトより引用）
GYAO!やGYAO!ストアのサービス終了は、ヤフー/LINEグループが2021年11月から手掛けている縦型ショート動画「LINE VOOM」へ運営リソースを集約する目的があるそうだ。加えて、放送局各社とも連携を深めて今後の動画領域でのサービスを向上させていきたいとしている。
ヤフー/LINEグループおよびGYAO!の親会社となるZホールディングスでは、ライブ動画配信サービス「LINE LIVE」と「LINE LIVE-VIEWING」も3月31日をもってサービス終了が予定されており、動画サービスの大幅な見直しをしているとのこと。
ヤフー/LINEグループにおける今後の動画サービスがどうなっていくのか注目していきたい。
●Zホールディングス 「GYAO!」サービス終了のお知らせは→こちら
イメージ写真はGYAO!公式サイトより引用
編集・ライター。アーケードゲーム月刊誌と書籍、トレーディングカードゲーム雑誌の編集を経て、現在はライフスタイル系、オタク向け、オーディオ関連など多ジャンルの書籍に関わっている。趣味は広く手を出しているが、現在はトレーディングカードとオーディオ、VTuber動画視聴がメイン。新人VTuberを毎日チェックするのが楽しみ。コミックマーケットは晴海時代に参加していたが、一時期離脱していて最近また復帰している。
