新幹線や飛行機を使って地方から東京に来たはいいものの、初めての東京でどうやって秋葉原に行けばいいのか分からない人も多いのではないだろうか? 東京の鉄道は日本一複雑なので、東京に長年住んでいる人でもすべての路線を把握しているわけではない。そこで、ここでは秋葉原へ電車を使って行く方法を紹介しよう。
新幹線や飛行機で東京に来た場合はどうすればいい?
秋葉原はJR山手線、JR京浜東北線、JR総武線各駅停車、地下鉄は日比谷線、そしてつくばエクスプレスが乗り入れている。
新幹線で東京駅や上野駅に到着して、JR線で秋葉原に行くには、山手線か京浜東北線に乗ればいい。品川駅で降りたときも、同様に山手線か京浜東北線で秋葉原に行ける。
次に、飛行機で羽田空港に到着した場合は少し複雑になるが、東京モノレールに乗って終点の浜松町駅に行き、JR浜松町駅で山手線か京浜東北線の「上野・東京方面」に乗ればOKだ。
また、羽田空港には私鉄の京急も乗り入れている。京急を使う場合は品川駅か新橋駅で降りて山手線に乗り換えればいいだろう。
もし、秋葉原から中野に移動する場合は、総武線各駅停車の三鷹方面に乗れば1本で行ける。ただし、30分ほどかかってしまうので、御茶ノ水駅でJR中央線に乗り換えると20分程度で中野に移動できるはずだ。
なお、秋葉原の北側には地下鉄銀座線の末広町駅もある。ショップによってはこちらが最寄り駅になるで、事前に確かめてみよう。銀座線なら上野・浅草方面にも行きやすい。
秋葉原の鉄道
【JR山手線】
東京の山手地区を1周している環状線。車体はシルバーに緑色で、新宿、渋谷、東京、上野といった主要観光地を結んでいる便利な路線だ。時計回りが「外回り」、反時計回りが「内回り」になっている。ちなみに、山手線を1周すると60分かかるので、もし反対方向に乗ってしまったらすぐに降りて戻ったほうが早い(写真はphoACより転載)
【JR京浜東北線】
東京の東エリアの主要幹線。車体はライトブルーのラインが入っており、埼玉県の大宮から神奈川県の大船まで結んでいる。田端駅から品川駅の間は山手線と平行して走っており、上野、秋葉原、東京、新橋などに行くの便利(写真はphoACより転載)
【JR総武線各駅停車】
千葉県の千葉駅から東京都下の三鷹までを結んでいる路線。東京のど真ん中を東西に走っている路線で、秋葉原から1本で新宿や中野に行ける。秋葉原の後で中野に行きたいという人はJR 総武線各駅停車に乗って三鷹方面へと向かおう(筆者撮影)
【地下鉄 日比谷線】
中目黒から恵比寿、六本木、虎ノ門、銀座など大人の街を結ぶ路線。車体はシルバーにグレーのラインが入っているおり、秋葉原や上野を経由して北千住までを結んでいる。六本木や銀座といったナイトスポット行くのに便利だ(写真はphoACより転載)
【地下鉄 銀座線】
渋谷-浅草間を結ぶ地下鉄路線で、オレンジの車体が目印。末広町は秋葉原の外れにあるが、ショップによってはこちらが最寄り駅となる。御徒町や上野あたりのディープスポットに行くのにも便利。ただし、出入り口は渋谷方面か浅草方面かで別になっているので、乗る前に必ず確認しよう(写真はphoACより転載)
【つくばエクスプレス】
秋葉原の客層がガラッと変わるきっかけとなったのが、このつくばエクスプレスの開通だ。茨城県つくば学園都市や埼玉県方面から浅草や秋葉原駅に遊びに来る人も多い。ただし、駅のホームは深く運賃はかなり高め(写真はphoACより転載)
(文=いしばしいちろう)
イメージ写真は筆者撮影