日本全国の乙女たちは、東京旅行でディズニーランドだけでなく、やはり一度は池袋を訪れて乙女ロードやその周辺のポットを巡りたいと思っていることだろう。池袋はJR山手線で行けるので、初めてでも比較的行きやすいと思うが、乙女ロードのある東池袋は駅から離れているのでちょっと分かりにくい。ここではJR東京駅や羽田空港からのルート、そして、東京の北側から東京に来る人が池袋に早く到着できるルートなどを紹介しよう。

新幹線や飛行機で東京に来た場合はどうすればいい?

池袋に乗り入れている鉄道は非常に数が多く、JR山手線、JR埼京線、JR湘南新宿ライン、TWRりんかい線、地下鉄有楽町線、地下鉄丸ノ内線、都営地下鉄副都心線、東武東上線、西武池袋線の9つの路線がある。

まず、新幹線でJR東京駅に到着した場合は、JR山手線を使うのがお得で分かりやすい。所要時間は24分程度かかるものの、新幹線の乗車券は「東京(都区内)」の範囲なのでそのまま無料で池袋まで行くことができるのだ。

そして、もうひとつは地下鉄丸ノ内線を使う方法。こちらは一度JRから降りてしまうために別途199円(IC使用の場合)かかるが、約16分ほどで到着する。急いでいるときは丸の内線が早い。

東北・北海道新幹線や上越・北陸新幹線など東京の北側から来る場合は、JR大宮駅でJR湘南新宿ラインまたはJR埼京線に乗り換えると大宮から30分ほどで池袋に到着できるうえ、JR大宮~上野間の特急料金も安く済む。

次に、羽田空港に到着した場合は東京モノレールで浜松町駅まで行き、JR山手線内回り(東京・上野方面)に乗り換えるといい。所要時間は約1時間だ。

京急を使う場合は、品川か新橋でJR山手線に乗り換えるが、電車によっては京急蒲田駅で京急本線に乗り換える必要があるので注意したい。

実は、羽田空港からは電車ではなくバスを使うのがオススメ。第1ターミナルからサンシャインバスターミナルまで直行のリムジンバスを使うと、1,250円かかるが、初めてでも迷うことなく池袋に到着できるのだ。

池袋の鉄道

【JR山手線】

山手線 池袋 電車

東京の主要観光地を巡るのに便利な環状線。シルバーの車体にグリーンのラインが入っているが、新宿、渋谷、東京、秋葉原、上野などに行ける。東京駅から池袋に向かう場合は内回り(上野・池袋方面)に乗るほうが、外回りより10分ほど早く到着できる(写真はphoACより転載)

【JR埼京線】

埼京線 池袋 電車

埼玉方面から東京湾岸地区まで、大宮、池袋、新宿、渋谷を通り大崎までを結んでいる路線。深い緑のラインが目印だ。また、りんかい線と相互直通運転をしているため、国際展示場駅までは一気に乗換なしで行くことができる(写真はphoACより転載)

【JR湘南新宿ライン】

湘南新宿ライン 池袋 電車

湘南新宿ラインは埼玉県の大宮から神奈川の大船までを結んでいる路線。大宮から大崎まではJR 埼京線と同じ路線を使っているので、もし、国際展示場駅に行きたい場合は、乗る電車を間違えないようにしたい(写真はphoACより転載)

【TWR りんかい線】

りんかい線 池袋 電車

TWRりんかい線は新木場から大崎までを繋いでいる。東京ビッグサイトのある国際展示場駅やダイバーシティ東京 プラザのある東京テレポート駅に停車する。大宮方面から国際展示場まで乗換なしなのがとても便利(写真はphoACより転載)

【地下鉄 有楽町線】

有楽町線 池袋 電車

埼玉県の和光市から東京の湾岸地区・新木場までを結ぶ地下鉄で、シルバーの車体にオレンジのラインが目印。サンシャインシティ近くの東池袋や、市場のある豊洲などにも停車する。ほかにも飯田橋、市ヶ谷、有楽町など、ほかの地域への乗り換えにも便利な路線だ(写真はphoACより転載)

【地下鉄 丸ノ内線】

丸の内線 池袋 電車

真っ赤なボディの丸ノ内線は、池袋から後楽園、御茶ノ水、東京、銀座、赤坂見附、新宿などを経由して荻窪まで行ける。東京駅から池袋は16分ほど行けるので便利だが、新宿や荻窪に行くにはグルッと大回りすることになるので注意(写真はphoACより転載)

【地下鉄 副都心線】

副都心線 池袋 電車

2008年に開業した比較的新しい地下鉄で、埼玉県の和光市から池袋、雑司ヶ谷、東新宿を経由して渋谷までを結ぶ。和光市から池袋までは地下鉄有楽町線と相互乗り入れをしているので、オタスポ巡りではあまり利用しないだろう(写真はphoACより転載)

【東武東上線】

東武東上線 池袋 電車

埼玉県の飯能と池袋を結ぶ私鉄路線。以前は黄色の車体だったが、現在はシルバーにライムグリーンの車体が増えている。主に所沢方面から池袋に来る人が使う路線だが、途中の大泉学園や富士見台、中村橋、練馬あたりはアニメスタジオが多い(写真はphoACより転載)

(文=いしばしいちろう)
イメージ写真は筆者撮影