初心者もベテランもチェックしておこう!第101回コミケット(C101・冬コミ)参加者の新常識10
C100を踏襲する形で実施されることになったC101だが、コロナ禍以前に開催されていたコミケットの常識はもはや通用しない。そこでここでは、最新のコミケット「新常識」について確認していこう。初心者はもちろん、コミケのベテランも必見だぞ!
【1】当日の朝、体温が37.5℃以上あったら参加は断念する
コミケット当日の朝は必ず体温を測るようにしよう。会場の受付では検温があるので無理して行っても37.5℃以上ある場合は入場できない。
また、体温以上に重要なのが“体調”だ。発熱以外でも咳や喉の痛みや腹痛などがある場合は参加を断念しよう。
万一会場で倒れても、感染症が疑われる症状がある場合は、救護所でも十分な対応を受けられないのだ。
【2】チケットが買えなかったら会場には行かない!
C97では会場で当日チケットを購入できたし、午後には入場フリーになっていた。
しかし、C101では当日券の販売は行われないし、終日入場フリーになることもない。残念ながらチケットが買えなかった人は入場できないのだ。
ちなみに、前回のC100では12時30分以降に入場できる午後入場チケット(500円)であれば、コミケット開催直前まで購入できたようだ。
もし、初めてのコミケットで雰囲気を味わいたいだけなら、ゆったり見て回れる午後入場チケットでも十分だろう。
【3】リストバンドがあれば再入場することができる
リストバンド型参加証は、本人確認済みの正規チケットで入場した証にもらえるもの。その日の終了時間まで入場券として有効なので、一旦会場を出ても再入場することは可能となっている。
ただし、再入場でも検温や本人確認などが行われるので、他人と使い回すことはできない。
ちなみに、運よくチケットを購入できたら注意したいこともある。それはチケットには受付時間枠が指定されていること。
指定時間に遅れてくるのはダメだが、早く会場に着きすぎても待機する場所がないのだ。できるだけ、ちょうどいい時間に到着するようにしたい。
【4】会場にケータリングは出店されない
東、西・南地区のレストランやコンビニはほぼ通常どおり営業している。ただし、東地区にはコンビニが1カ所しかないうえに、今回は東展示棟のトラックヤードや屋上展示場などにも屋台の出店はない。
一般参加者は、できるだけ自宅近くのコンビニやスーパーなどで軽食や飲み物を調達しておくようにしたい。東京ビッグサイトのお店の状況についてはこちらの記事を参考にしてもらいたい。
【5】広域防災公園はコミケ会場ではない!
いつもコスプレイヤーで賑わっていた広域防災公園だが、そもそもここはコミケット会場ではない。
以前は、献血応援イベントとコミケットが提携していたのでコスプレ衣装が可能になっていただけなのだ。
C101では献血応援イベントが広域防災公園で実施されないため、当然、コスプレ衣装で移動することはできない。
【6】マスクは不織布のほうが防疫性が高い!
そもそもC101はマスクを着用しないと入場できない。また、屋内では常時マスクを着用することになっている。
口と鼻を覆える大きさや形状であれば素材は問われないが、できるだけ品質の確かなものがいいだろう。
とくにウレタン製は防疫性が低いので、やはり防疫性の高い不織布のマスクを複数枚用意しておきたい。もちろん、ちゃんと鼻まで覆うように正しく着用すべし。
【7】コスプレ撮影時ならマスクを外しても大丈夫!
C101では、屋外は状況によってマスクを外してもいいが、屋内ではマスクを常時着用することになっている。
ただし、“コスプレエリア”で撮影するときだけは、被写体となるコスプレイヤーはマスクを外すことが許されている。
もちろん、大声で話すことは避け撮影が終わったらすみやかにマスクを着けるようにしたい。
【8】献血応援イベントはパナソニック前で開催予定
C101期間中、広域防災公園では献血応援イベントは実施されないが、パナソニック前のセンタープロムナードには献血車が設置される予定となっている。
また、全国の献血センターでは今回も応援イベントが開催されている。とくに年末年始は、輸血用血液が不足しがちなので、可能であればコミケット帰りに献血しよう。
献血応援イベントについてはこちらの記事で詳しく解説しているので、興味のある人は確認してみてほしい。
【9】企業ブースの出展情報はコミケWebカタログで!
C101では企業ブースパンフレット(冊子版)は発行されないが、Amazon KDPからオンデマンド印刷できるようになる予定だ。
また、企業ブース情報はコミケWebカタログで12月上旬に公開される予定になっているので、企業ブースに行く人は事前にチェックするようにしたい。
【10】ビジネスセンターやクロークは利用可能!
C101では東京ビッグサイトのサービスは、ほぼ通常通り利用できる。
コピーやデータ出力、スマホの充電などができるビジネスセンターも営業しているので、サークル参加者は、イザとなればコピー本の作成も可能だ。もちろん、クロークなども通常営業している。
(文=いしばしいちろう)
イメージ写真は筆者撮影