9,000人の頂点を決める熱戦に感動!【EVO Japan 2024】3日間で過去最多の参加者! 熱狂の格闘ゲームの祭典をレポート

公開日:2024年5月2日 更新日:2024年5月2日

2024年4月27~4月29日に有明GYM-EXで行われた格闘ゲームの祭典「EVO Japan 2024」が、GW突入とともに開催された。「EVO Japan 2024」では出場が9,000人と過去最大を記録。また、来場者も過去最多を集めた。そこで今回は、筆者が実際に参加した「EVO Japan 2024」の様子をレポートしよう。

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『スト6』には約5,000人のプレイヤーが参加、参加費有料化の影響もなし!

格闘ゲームの祭典「EVO Japan 2024」は、2003年からアメリカで行われている格闘ゲーム大会「Evolution Championship Series」の日本公式大会。2018年からは日本でも開催されているが、コロナ禍の2020年からリアル会場での大会は中止され、オンライン開催のみとなっていた。

しかし、2023年に行われた「EVO Japan 2023」は3年ぶりにリアル会場で開催され過去最高の参加者が集結。引き続き、2024年の「EVO Japan 2024」もリアル会場で開催されたのだ。

「EVO Japan 2024」は有明GYM-EX(ありあけじめっくす)で4月27日~29日の3日間で行われた。EVOはプロゲーマー以外の一般人が参加できる格闘ゲーム大会なので、腕に覚えのある一般プレイヤーが集まることでも有名だ。出場選手は9,000人、海外選手も約 60カ国から959人がエントリーし、白熱したバトルが繰り広げられた。

今回の変更点は、イベント全日で観戦料と大会参加料が必要となったことが挙げられる。開催前は有料化されたことで参加人数が減ってしまうことが懸念されていたが、約2万5,000枚チケットは事前に完売し過去最多の来場者を記録した。

観戦料金は、24年4月27日・28日は両日とも2,500円で、最終日となる4月29日は最終戦のみとなるため席によって金額が変わってくる。プレミアムは9,000円 、 レギュラーは4,500円 、 スタンダードは2,500円となっていた。

●EVO Japan 2024公式サイトは→こちら
●YouTube「EVO Japan 2024 presented by ROHTO」は→こちら

EVO Japan 2024の会場は、初めて利用する「有明GYM-EX」。新しい施設に来場者も大満足の様子だった(筆者撮影)

「EVO Japan 2024」の大会メインタイトルは7本。『グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-』『Guilty Gear -Strive-』『THE KING OF FIGHTERS XV』『STREET FIGHTER III 3rd STRIKE: Fight for the Future』『ストリートファイター6』『鉄拳8』『UNDER NIGHT IN-BIRTH II Sys:Celes』となっている。

注目のタイトルは、発売されてから初めての公式大会となる『鉄拳8』と、25年前の1999年にリリースされた『STREET FIGHTER III 3rd STRIKE: Fight for the Future』が公式タイトルに復活したことだ。とくに『STREET FIGHTER III 3rd STRIKE: Fight for the Future』は発表直後から話題となり、日本でかつて活躍していたゲーマーたちがこぞって大会に参加したのだ。

また、今回の公式タイトルで最も参加者が多かったタイトルは『ストリートファイター6(スト6)』で、その人数は5,089人。ひとつのタイトルでここまでの参加者が集中することは非常に珍しく、2日間に渡る予選を行っていた。

EVO Japan 2024概要
【日時】2024年4月27日(金)~4月29日(月)開場8:30(4月29日は11:30)/閉場 (27日)22:00 (28日)20:00 (29日)21:00
【会場】有明GYM-EX
【観戦料金】2日通し券(4月27日・28日)4,000円/3日間通し券プレミアム1万2,000円 、レギュラー8,000円 、スタンダード6,000円
4月27日・28日各2,500円/4月29日:プレミアム9,000円 、 レギュラー4,500円 、 スタンダード2,500円
【大会エントリー料】2日間通し券(4月27日・28日) 5,000円/3日間通し券プレミアム1万3,000円 、レギュラー9,000円 、スタンダード7,000円
【エントリー期間】2023年12月1日(金)〜2024年3月22日(金) 23:59まで
【公式X】@evojapan_info
●YouTube「EVO Japan 2024チャンネル」は→こちら
●Twitch「EVOJapan01」は→こちら

「EVO Japan 2024」のメインタイトルの優勝賞金はそれぞれ100万円で、賞金総額はなんと1,400万円! 優勝賞金が高額なため国内外問わず多くの参加者が集まることになった。

EVO Japan 2024 賞金

賞金はトップ6に残れば最低でも8万円はゲットできる。そのため、一般参加者もこぞって参加していた(画像はEVO Japan 2024公式サイトより引用)

すべてのトーナメント結果は大会公式サイトにて公開されているため、優勝者の対戦履歴をじっくり見てみることも可能。各プレイヤーにさまざまなドラマを感じることができるのも、EVOの魅力のひとつになっている。

●EVO Japan 2024 presented by ROHTO「トーナメント結果」は→こちら

タイトル 参加数 優勝者 大会公式サイト
グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング- 761名  IBUSHIGIN | ROOKIES ●EVO「EVO Japan 2024 Granblue Fantasy Versus: Rising」は
こちら
Guilty Gear -Strive- 890名  FLY QUEST |TEMPESTNYC ●EVO「EVO Japan 2024 GUILTY GEAR -STRIVE-」は
こちら
THE KING OF FIGHTERS XV 456名  JOY | CRAFTERXGEAR ET ●EVO「EVO Japan 2024 THE KING OF FIGHTERS XV」は
こちら
STREET FIGHTER III 3rd STRIKE: Fight for the Future 464名 GS SHO ●EVO「EVO Japan 2024 STREET FIGHTER III 3rd STRIKE: Fight for the Future」は
こちら
ストリートファイター6 5,089名 BANDITS | MENARD ●EVO「EVO Japan 2024 Street Fighter 6」は
こちら
鉄拳8 1,247名 THY | CHIKURIN ●EVO「EVO Japan 2024 TEKKEN 8」は
こちら
UNDER NIGHT IN-BIRTH II Sys:Celes 357名 KYO ●EVO「EVO Japan 2024 UNDER NIGHT IN-BIRTH II Sys:Celes」は
こちら

こちらが予選プール戦の様子。『ストリートファイター6』では512組からなるプール戦から始まり、上位2~3名の勝ち抜きを6回繰り返すことで、ようやく優勝者が決まるのだ(筆者撮影像)

会場内はメインとなる大きなモニターが3機設置されていて、それぞれ別タイトルの試合を流していた(筆者撮影像)