雨と新緑の季節になると見たくなる新海誠監督の恋愛アニメ【聖地巡礼】第21回『言の葉の庭』– 新宿御苑・千駄ヶ谷周辺を探訪!

公開日:2024年4月14日 更新日:2024年5月15日

数年前からファンの間では、作中に登場する地域を巡る“聖地巡礼”が定番イベントとなっている。そこで今回は、2013年5月に公開された新海誠監督のショート劇場アニメ『言の葉の庭』の聖地を紹介しよう。作品を見ればすぐに分かると思うが新宿周辺がリアルに描写されており、とくに聖地・新宿御苑には今でも多くのファンが訪れているぞ。

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『言の葉の庭』の聖地は新宿御苑&千駄ヶ谷駅周辺!

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『言の葉の庭』は2013年5月に公開された46分のショート劇場アニメで新海誠監督5作目。原作・脚本を新海誠監督が担当し、まさに新海誠ワールドが凝縮して詰め込まれている作品として、ファンの間では今でも語り継がれている。

『言の葉の庭』は作中の時期と合わせるために5月に公開されたのだが、雨や新緑の描写、新宿の雑踏など圧倒的な映像美が好評だった。また、劇場公開と同時に『言の葉の庭』のBlu-ray版も発売されたため、劇場で見て感動した人がBlu-rayを購入して帰るという現象が見られたほど。

物語の主人公は靴職人を目指している高校1年生「秋月孝雄(あきづき たかお)」。靴作りに集中するため、雨の日には午前中の授業をサボって庭園に行き、靴のアイデアを考えていた。

ある雨の日、秋月孝雄が庭園に赴くとビール片手にチョコレートを食べていた先客「雪野百香里(ゆきの ゆかり)」がいた。お互いになんとなく悩みを相談しているうちに、雨の午前中だけ2人は庭園で会うことに……。

実は雪野百香里は秋月孝雄の高校で古文の教師なのだが、生徒からの嫌がらせによって雪野百香里は退職させられてしまう。約束もしていない雨の日だけの逢瀬を経て、秋月孝雄と雪野百香里はそれぞれの道を進むという淡い恋物語となっている。

新海誠監督ファンなら常識だが、『君の名は。』にも雪野百香里という同名キャラが登場している。ただし、同一人物かどうかまでは明言されていないようだ。

なお、聖地・新宿御苑は一般(大人)500円の入園料が必要(現金か交通系ICカードでの支払い)で、毎週月曜日(月曜日が休日の場合は翌平日)は休園日となっている。

また、朝9時から開園しているが閉園時間は10月~3月は16時30分まで、7~8月は19時まで、それ以外は18時までと細かく変動しているので要注意! 行く前に必ず公式サイトで詳細情報を確認しておきたい。

●『言の葉の庭』(公式)サイトは→こちら
●一般財団法人国民公園協会「新宿御苑」(公式)サイトは→こちら
●Amazonプライムビデオ『言の葉の庭』は→こちら

新宿は日本有数の繁華街、マナーを守って聖地訪問を!

『言の葉の庭』の舞台となっている新宿は日本有数の繁華街。しかし、新宿御苑近辺は意外と住宅街が広がっているため撮影には配慮が必要だろう。『言の葉の庭』ファンなら作品の評判を貶めないよう、十分に周囲に気を付けて聖地を楽しんでほしい。

聖地巡礼の注意!
聖地巡礼には必ず下記を遵守し、周辺住民の迷惑にならないようにしよう。
1.景観を荒らさず、環境を保つ(ゴミなどは持ち帰る)
2.立ち入り禁止&撮影禁止の場所を事前に確認し、私有地には勝手に立ち入らない
3.住宅街では騒がず静かに! 撮影も速やかに済ませること
4.写真をSNSなどにアップするときは、写っている人物にボカしをかけてプライバシーに配慮する

■JR総武線「千駄ヶ谷駅」

JR総武線「千駄ヶ谷駅」は、ホームで通勤客を無気力に見つめていた雪野百香里が、仕事をサボって新宿御苑へ行こうと決意した場所。重要な聖地なのだがJR総武線「千駄ヶ谷駅」は2016年に全面的に改装されてしまい、作中の雰囲気とは大きく変わっている。現在は数少ない作中の雰囲気を探し出すしかないだろう。

JR「千駄ヶ谷駅」は各駅停車のみが停車する総武線の駅になり、JR「新宿駅」からは2駅先になる。中央線・快速に乗ると停車しないので間違えないように!

聖地巡礼 言の葉の庭聖地巡礼 言の葉の庭 千駄ヶ谷

いまは名前だけの聖地となってしまったJR総武線「千駄ヶ谷駅」。ここから八幡前架道橋を通って新宿御苑にアクセスできる(筆者撮影)

■八幡前架道橋

雪野百香里はJR総武線「千駄ヶ谷駅」から新宿御苑に向かっているので、「八幡前架道橋」の下が聖地となっている。徒歩で向かうとJRの線路をくぐるように道路が交差していて、緩やかなカーブと坂で見通しが悪いので撮影の際には車に注意しよう。

聖地巡礼 言の葉の庭

八幡前架道橋までは緩やかなカーブと列車がよく見える入り組んだ路地になっている。新宿御苑に向かう人で意外と人通りは多い(筆者撮影)

■新宿御苑千駄ヶ谷門

雪野百香里が新宿御苑に入ったのは、比較的人が少ない入場門「新宿御苑千駄ヶ谷門」。筆者は桜が満開の時期に行ったが、とくに行列もなくすんなり入ることができた。入園料は大人1人500円で、現金か交通系ICカードが使えるので事前に用意しておくとスムーズだ。JR総武線「千駄ヶ谷駅」から、徒歩5分程度でたどり着ける。

聖地巡礼 言の葉の庭

こちらが新宿御苑千駄ヶ谷門。写真では結構人がいるように見えるが花見のベストシーズンであることを考えると、かなり少ないほうだろう(筆者撮影)

■新宿御苑の東屋

秋月孝雄と雪野百香里が雨の日に出会った場所が「新宿御苑の東屋」だ。新宿御苑の園内に東屋は複数存在するが、作中に登場するのは日本庭園エリアの「旧御凉亭」の近くの東屋となっている。

池の向こう側にある東屋で、人通りも少なく大きな木の陰になっているため、雨でもそんなに濡れることがない場所だ。雨の日に利用するには最適だろう。

この新宿御苑の東屋へは、JR総武線「千駄ヶ谷駅」で降りて千駄ヶ谷門から入園して向かうのがオススメ。これが約10分で到着できる最短経路となる。とはいえ、新宿御苑は広大で目印も少ないので、時間がないときは下記のマップで「四阿」という場所にあることを確認してから向かったほうがいいだろう。

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この小さい東屋が『言の葉の庭』の重要な聖地となっている。桜の時期は人が多いが、普段は大都会・新宿だとは思えないほど静かな時間が流れている場所だ(筆者撮影)

■新宿御苑新宿門

秋月孝雄が新宿御苑を入った門はJR「新宿駅」から向かうと5分ほどの場所にある「新宿御苑新宿門」。こちらの門が最短経路となるため、多くの人で賑わっている。撮影するときは周囲に十分配慮しよう。

聖地巡礼 言の葉の庭

筆者が訪れたのは桜が満開の時期だったため、入口には行列用のポールが立てられており賑やかだった。しかし、普段はこのようなポールなどはなく人もまばらなので、とても静かな場所である(筆者撮影)

■新宿区大京町29番地周辺

雪野百香里が暮らしていたマンションはJR総武線「千駄ヶ谷駅」から徒歩10分の場所にある「新宿区大京町29番地」周辺。ただし、この場所にはマンションは建っていないので、新宿御苑との近さを実感するといいだろう。ここから雪野百香里がたどったルートで、新宿御苑まで歩いてみるのも面白い。

聖地巡礼 言の葉の庭

新宿区大京町29番地に実際にはマンションは建っていない。住宅街が広がっている地域なので聖地巡礼は素早く行うようにしたい(筆者撮影)

 

(文=西澤浩一)
イメージ写真は筆者撮影
筆者プロフィール
西澤浩一
編集・ライター。アニメやゲーム、ニコニコ動画関連書籍の編集に携わり、今ではオーディオ、生活雑貨、マネーなどさまざまなジャンルに手を広げている。コミックマーケットには一般・サークルでの参加経験あり。趣味はゲーム、マンガはもちろん映画鑑賞も。一人旅も好きで移動方法は主に鉄道(乗り鉄)である。