コミケット参加者は新路線に注意!東京BRTの新たな路線「選手村ルート」に乗ってみた! コミケットへの影響は?
新橋-国際展示場を結ぶ「東京BRT」は、2024年2月1日から新路線「選手村ルート」を開通した。23年12月に開催された冬コミ(C103)では、すでに東京BRTを使った参加者も多いと思うが、この選手村ルートが開通したことによって、コミケットにどのような影響があるのだろうか? そこで今回は実際に筆者が乗って周辺施設などをチェックしてきたぞ。
行き先の「HARUMI FLAG」に注目、でも乗り間違えには注意!
湾岸エリアと新橋を結ぶ新たな公共交通機関として、2020年から運行している「東京BRT(Bus Rapid Transit)」。2023年にはコミケット参加者にも利用可能な幹線ルートが開通し、冬コミでは多くの参加者が利用していた。実際に、幹線ルートをコミケットで利用したレポートについては、下記の記事で詳しく紹介している。
そのような東京BRTでは、24年2月から新たな路線「選手村ルート」の運行が始まっていることはご存知だろうか? この選手村ルートは、東京2020オリンピック競技大会で選手村として使用された「HARUMI FLAG(はるみふらっぐ・東京都中央区晴海5丁目)」と、新橋&国際展示場を結ぶ路線として誕生した。
●東京BRT公式サイトは→こちら
●東京BRT「2/1(木)~選手村ルート運行開始について」は→こちら
HARUMI FLAGは4,000戸以上の分譲住宅と商業施設を合わせたエリアで、かつてコミケットも開催されていた晴海東京国際見本市会場跡地にある。現在は2棟のタワーマンションを建設中で、今後は東京BRTはHARUMI FLAGの住民の足として、新たなバスターミナルを設置して選手村ルートを運行しているというわけ。
実は、HARUMI FLAGへのルートは新橋-HARUMI FLAGを結ぶ「選手村ルート」と、国際展示場-HARUMI FLAGを結ぶ新たな「幹線ルート②」がある。そのため、コミケット参加者が東京BRTを利用する際は行き先に十分注意する必要が出てきたのだ。
新たなルートを見ると、朝コミケットに向かう際には新橋発の選手村ルート「HARUMI FLAG」行きもあるので、今後は乗り間違えないように注意しなけらばならない。時刻表を見るとHARUMI FLAG行きの本数は意外と多いのだ。
また、コミケット帰りの国際展示場発にもHARUMI FLAG行きが追加されているので、新橋に向かいたい人は要注意。とはいえ、こちらの時刻表を見ると平日は1本、休日は4本しかないので、さほど心配する必要はないと思われる。
ちなみに、朝コミケットへ向かう際に間違えてHARUMI FLAG行きに乗ってしまったら、途中で降りて反対側の「新橋」行きに乗り直すしか方法はない。HARUMI FLAGから国際展示場行きも出ているが、本数が少ないので待ち時間を考えると新橋に戻ったほうが早いだろう。
それでは、実際に筆者が東京BRTに乗ってきたので現地の施設などもレポートをしていこう。今回筆者は、平日に1本しか運行されない国際展示場からHARUMI FLAGへ向かうバスに乗車した。
バス停には複数の人がバスを待っていたのだが、HARUMI FLAGへ向かうバスに乗車したのは自分ひとりだけ。新橋へ向かう人が多かったこともあり、この乗車人数にも納得だ。
そのまま終点のHARUMI FLAGへ向かったが、平日なので途中からの乗客も1人だけ。終点のHARUMI FLAGへは10分程度で到着するので、非常に短いバス路線だ。
終点のHARUMI FLAGに到着すると新たなバスターミナルが建設中で、その付近には屋根付きの新しいバス停もあったが、こちらはまだ工事中だった。
その近くには、下写真のような簡素なバス停が設置されていたが、次のコミケット開催時期には新しいバス停が稼働していると思われる。
HARUMI FLAGに到着して驚いたのが、24年3月1日にはバス停の近くに新たな商業施設「ららテラス HARUMI FLAG」がオープンしていたこと。近隣住民用にスーパーはもちろん、飲食店や100円ショップ、クリニックなどが入っている複合施設となっている。コミケット帰りの食事などにも使えなくもないが、休日には家族連れが多いので利用には注意が必要だろう。
というわけで、今回は東京BRTの新たなルートを紹介したが、コミケット参加者が行くことはないと思うので、「HARUMI FLAG」行きと乗り間違えないように注意しよう。
もし、コミケット帰りに間違えてHARUMI FLAG行きに乗ってしまったら、豊洲市場前で降りて「新橋」行きに乗り直すか、新たな豊洲の商業施設「千客万来」で食事をしてから帰るのもアリだろう。
もちろん、コミケット時期には臨時ダイヤになる可能性も高いし、現地に係員が配置されている可能性が高いので、そこまで気にする必要はないかもしれない。
イメージ写真は筆者撮影
編集・ライター。アニメやゲーム、ニコニコ動画関連書籍の編集に携わり、今ではオーディオ、生活雑貨、マネーなどさまざまなジャンルに手を広げている。コミックマーケットには一般・サークルでの参加経験あり。趣味はゲーム、マンガはもちろん映画鑑賞も。一人旅も好きで移動方法は主に鉄道(乗り鉄)である。