台湾のレトロ問屋街「迪化街」で『孤独のグルメ』の聖地を探訪!【聖地巡礼】台北・迪化街の永樂担仔麵で『孤独のグルメ』の五郎さんセットを堪能!

公開日:2023年10月24日 更新日:2023年10月23日
広告

迪化街のランドマーク永樂市場前にある「永樂担仔麵」はお得な「五郎セット」が用意されていた!

永楽市場の周辺には、地元の人向けの安い食堂がたくさんあるが、そのなかで五郎さんが選んだお店が「永樂担仔麵」だ。永樂担仔麵は永樂市場のすぐ前(南側)にあり、いつも地元の人で賑わっている。筆者も『孤独のグルメ』を観る前からその存在は知っていたが、これまで立ち寄ったことはなかった。

台湾 台北 迪化街 永楽市場 永樂担仔麵 孤独のグルメ 五郎さん 原味魯肉飯 老竹子三發包子台湾 台北 迪化街 永楽市場 永樂担仔麵 孤独のグルメ 五郎さん 原味魯肉飯 老竹子三發包子台湾 台北 迪化街 永楽市場 永樂担仔麵 孤独のグルメ 五郎さん 原味魯肉飯 老竹子三發包子

永樂担仔麵は迪化街のランドマーク永楽市場の南側にあり、常に地元の人たちで混雑している人気店。お昼時は地元客や観光客で満席になっていた。営業時間は11時~19時30分までで定休日はないようだ(筆者撮影)

おそらく、店名に「永樂担仔麵」とあるので、本当は担仔麵(タンツーメン)がウリのお店だと思うが、五郎さんがオーダーしたのは劇中で隣の席の人が食べていた豚肉や煮卵、白菜などの煮物系のおかずと、魯肉飯(ルーローハン)の鶏肉版のような雞肉飯(ジーロウハン)だった。

筆者は夜市などで屋台グルメばかり食べ歩くのが常となっていたが、いずれは、このようなローカル食堂のメニューもチャレンジしたいと思っていた。

そこで、筆者は『孤独のグルメ』の聖地巡礼よろしく2023年10月に台湾を訪れた際に、妻と2人で永樂担仔麵を訪れ、食事をすることにしたというわけだ。

昼食のピークが過ぎた午後に永樂担仔麵に行くとお客さんはかなり減っており、劇中で五郎さんが座ったテーブルが空いていたので、同じ場所に座ることにした。そこで最初に笑ってしまったのが、お店の壁に五郎さんと店員が撮った写真が壁に貼られていたこと。

また、席に着くとすぐに店員さんが日本語メニューを持って来てくれたが、そこにはドラマシーンの写真入りで「五郎特餐(セット)」が用意されており、またまた大笑いしてしまう。おそらく、『孤独のグルメ』を観た日本人観光客が、過去に何人も同じものを頼んだのだろう。

台湾 台北 迪化街 永楽市場 永樂担仔麵 孤独のグルメ 五郎さん 原味魯肉飯 老竹子三發包子台湾 台北 迪化街 永楽市場 永樂担仔麵 孤独のグルメ 五郎さん 原味魯肉飯 老竹子三發包子

お店の壁には「孤独のグルメ」の写真が貼ってあるのが笑うが、日本語メニューの右上にもしっかり五郎さんの写真を使用して「五郎特餐(セット)」が目立つようになっていたのには爆笑した(筆者撮影)

五郎特餐のセット内容は、まさに五郎さんが頼んだものと同じで、雞肉飯と野菜や煮卵などのおかず盛り合わせ。価格は100台湾ドル(約460円)だったが、筆者は妻と2人で訪れたので、これに「魚丸湯(ユーワンタン)」(40台湾ドル=184円)を追加してオーダーした。

ちなみに、日本の食堂ではそれぞれが料理をオーダーしないと悪い気がするが、台湾では2人で1品のオーダーも当たり前なので、あまり気にすることはない。このあと、ほかのお店でも食べ歩きしたいものがたくさんあるのだ……。

料理は5分と待たずにすぐ出てきた。まず、雞肉飯は細く裂いた鶏肉が乗っている薄めの塩味で非常においしい。盛り合わせのほうは、豚肉、煮卵、厚揚げの煮物、サツマイモの葉、白菜が盛られており、甘辛のタレでしっかりした味付け。薄味の雞肉飯とよく合う。五郎さんのチョイスはなかなかいい感じだったことが確認できた。

追加でオーダーした魚丸湯も台湾では超定番メニューで、白身魚のすり身を団子にした魚のつみれが入ったスープ。こちらも薄味であっさりしているが、このセットにはピッタリだった。

台湾 台北 迪化街 永楽市場 永樂担仔麵 孤独のグルメ 五郎さん 原味魯肉飯 老竹子三發包子 雞肉飯台湾 台北 迪化街 永楽市場 永樂担仔麵 孤独のグルメ 五郎さん 原味魯肉飯 老竹子三發包子台湾 台北 迪化街 永楽市場 永樂担仔麵 孤独のグルメ 五郎さん 原味魯肉飯 老竹子三發包子 魚丸湯

写真上から五郎さんセットの雞肉飯、次がセットのおかず盛り合わせ、そして別にオーダーした魚丸湯である。これ全部で140台湾ドル(644円)なのだから、現地価格の値上がりと台湾ドル円レートの悪化を考慮しても、なお格安だろう(筆者撮影)