コミケで使える? 本当に早いの? C102で初登場の「東京BRT」- 実際にコミケット当日に乗ってみた!
帰りは満席で座れず新橋まで20分以上かかることに!
コミケット取材で東京BRTを利用してその快適さに味を占めた筆者は、当然、帰りも東京BRTを利用しようと思っていた。
しかし、8月12日の午後2時頃は35℃くらいの猛暑で、バス停にはすでに20人ほどの人が並んでいた。しかも、次のバスは20分後だ。
バス停には係員が待機列を整理していたが、屋根の下の日陰になる待機列は限られおり、炎天下の中、20分も直射日光を浴びながら待つのは辛かったたので、この日は乗車を諦めてゆりかもめ「有明駅」から帰宅することにした。
翌8月13日は取材で歩き回りクタクタだったので、午後1時過ぎに取材を切り上げ、東京BRTのバス停を目指した。しかし、この時間帯は臨時バスが出ておらす、次のバスは20分後である。
しかも、バス停には係員がいなかったため、屋根のない有明駅方向に待機列が形成されていた。この日は前日よりは多少曇っていたが猛暑には変わりない。
待機列にはすでに20人以上並んでいたが、運が良ければ連結バスで座れるかもしれないと思い、次のバスを待つことに……。
炎天下のなか、13時31分には連結バスが来たので「やった座れるぞ!」と喜んだが、このバスは無常にも筆者の前を通過してしまう。
結局、そのあと13時33分頃に到着した通常の車両に乗ることになったため、席に座ることはできなかった。それでも、待機列の20人以上が乗り切れず、バスの車内はすし詰め状態になったのである。
そのままバスは出発したが、すぐ次のバス停である「有明テニスの森」では、ベビーカーの親子客が2組も待っていたため数分間停車。すでにすし詰め状態なのに、無理やり乗車させようとして、ぎゅうぎゅう詰めになり、取材で疲れ切った筆者の膝はほぼ限界を迎えてしまう。
さらにその次の「豊洲市場前」バス停にも5~6人の客が待っていたが、幸いここで下りる人が同じくらいいたので、筆者は運よく席に座ることができた。
しかし、このあともバス停では毎回乗降に時間がかかってしまい、新橋には到着したのは14時前だったので、おそらく25分くらいかかったのではないかと思う。「こんなことなら、ゆりかもめにしておけばよかった……」と少々後悔することに。
というわけで、C102で初登場の東京BRTは「行はよいよい帰りは恐い」という結果になった。もちろん、次のコミケではもう少し利用者も増えるだろうし、C103は冬コミなのでバス停に並ぶのもさほど辛くないと思うが、帰りの利用の混雑は覚悟したほうがいいだろう。
●東京BRT(公式)は→こちら
イメージ写真は筆者撮影
編集・ライター。ゲーム雑誌の編集部に20年以上所属しており、ゲームやパソコン、カメラ、AV機器などが得意分野。フリーになってからはコミケに参加し始め、コスプレイヤーの撮影にハマったあげく、現在はVTuberにどっぷり浸かっている。