コロナ禍は完全に終息したわけじゃない!【開幕直前】C102・夏コミの感染症対策を再確認! - コミケPlus編集部

公開日:2023年8月1日 更新日:2023年7月31日

第102回コミケ(C102・夏コミ)は、いよいよ2023年8月12日・13日の2日間、東京ビッグサイトにおいて10時30分から開催される。そこでコミケ専門誌「コミケPlus」編集部では、C102・夏コミの一般参加者に向けて感染症対策を再確認したいと思う。初心者はもちろんベテラン参加者も、C102に一般参加する人はもう一度、感染症にどう対処すべきか確認しておこう。

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C102・夏コミではまだまだ感染症対策を怠ってはいけない!

新型コロナが5類感染症に指定されたことで、第102回コミケ(C102・夏コミ)は、参加者数の上限が撤廃されるなど、これまでとは大きく変わることになった。

C102ではワクチン接種証明書などの提出は不要で、検温や手指消毒なども実施されないし、マスクの着用は個人の判断に委ねられることになっている。

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新型コロナが5類感染症に指定されたことで、C102では入場時に検温や手指消毒などは実施されないことになった(写真はC101のときのもの・筆者撮影)

■コミックマーケット102(C102・夏コミ)
【開催日】2023年8月12日(土)~13日(日)
【開催時間】10:30~16:00
【場所】東京ビッグサイト
【参加サークル数】1日当たり約1万500サークル(2日間のべ2万1,000サークル)
【総参加者数】十数万人(予定)

●コミックマーケット準備会「コミックマーケット102の開催について」は→こちら

しかし、政府が新型コロナを5類感染症に指定したからといって、コロナ禍が完全に収束したかと言われれば、決してそのようなことはない。

実際、筆者の周辺でも今年に入ってから新型コロナに感染する者が続出している。

ワクチンを接種していれば重篤化の危険性は低くなるようだが、それでも新型コロナに感染すれば高熱が続いたり、味覚障害になることもあり、何日も苦しい思いをすることになる。しかも、PCR検査や治療費も自己負担になるのだ。

なお、C102・夏コミの熱中症対策についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、こちらの対策も万全にしておきたい。

【開幕直前】C102・夏コミの熱中症対策を再確認! - コミケPlus編集部

C102・夏コミでマスクの着用はどうすればいい?

感染症の経路はさまざまだが、とくにコミケットのように多くの人が集まる場所では、新型コロナに感染してしまう危険性は残されている。

C102ではマスクの着用は個人の判断となっているので、他人に強要されるものではないし、屋外で人が少ない場所なら熱中症対策の観点から、むしろマスクはしないほうがいい。

とはいえ、屋内で誰かと会話するときは、自主的にマスクをしたほうが安全だろう。これは、自分や家族のためだけでなく、コミケットのほかの参加者も保護する意味合いもある。

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マスクを着用するかどうは個人の自由だ。しかし、自分やほかの参加者を守るうえでも、屋内で誰かと話すときは自主的にマスクをつけたほうが安全だろう(写真はphoACより転載)

また、コミケット会場内では定期的に手洗いや手指消毒することで、新型コロナやほかの感染症なども防ぐことが期待できるのだ。

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食事をする前やトイレに行ったあとなどは、できるだけ手洗いや手指消毒をしよう。これで感染症のリスクを減らすことができる(写真はphoACより転載)

危険な感染症は新型コロナウイルスだけじゃない!

最近、新型コロナ以上に警戒が必要と言われる感染症が話題となっている。風疹・麻疹ウイルスや食中毒を引き起こすノロ・ロタウイルス、小児に感染が拡大すると危険な RS ウイルスや溶連菌などの感染者数も増加傾向にある。

【注意すべき感染症の例】
■ 風疹・麻疹ウイルス
■ ノロ・ロタウイルス
■ RS ウイルスや溶連菌 など

1日十数万人という参加者が密集するコミケット会場に、もしこれらの感染症が持ち込まれると、一気に広がってしまう可能性も否定できないのだ。

やはり、自分の身を守るには、C102でもマスクは鼻を出さず正しく装着し、数時間おきに交換して常に清潔なものを使うことが大切になる。

C101までは新型コロナに備えて、マスクの予備や手指消毒剤、除菌ウェットシートなどを買い揃えていたはずだ。何か特別なことなどしなくていいので、C102ではこれらを使って感染症に備えよう。

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C102ではマスクの予備はもちろん、いつでも除菌できるように簡単に手指消毒できる、アルコールタオルや除菌ウェットシート、消毒液など自主的に持って行こう(筆者撮影)