■江ノ電藤沢駅

梓川咲太は通学で江ノ電を使っているため、当然、江ノ電の「藤沢駅」もよく登場する。江ノ電藤沢駅はモダンな造りになっており、屋根や電灯に古さを感じる。

ここは観光地としても超有名なので、休日には多くの人でごった返していることが多い。できれば平日に行ったほうがいいだろう。JR「藤沢駅」からは南口の陸橋を渡ればすぐに見つかるはずだ。

江ノ電「藤沢駅」は2面１線の形状で、降車ホームと乗車ホームが別れている。ラッシュ時以外はすんなりと利用できるだろう。クラシックなデザインの時計は作中でそのままの形状で登場していた（筆者撮影）

■小田急線本鵠沼駅

同級生の「双葉理央（ふたば りお）」の家の最寄り駅が、この小田急線「本鵠沼駅」。夜中の呼び出しにも関わらず親友の「国見佑真（くにみ ゆうま）」が駆けつけた駅でもある。

上りと下りの両方のホームに改札が設置されているが、アニメで登場したのは上りホームの改札。小田急線「藤沢駅」から1駅なので、アッという間に到着するだろう。

小田急線「本鵠沼駅」は双葉理央が国見佑真を深夜に呼び出した場所。駅前は意外と広く、作中で登場する車道のポールを入れるとここまでの距離がある（筆者撮影）

■小田急線鵠沼海岸駅

梓川咲太と双葉理央、国見佑真の3人で花火を行った際に利用した駅が小田急線「鵠沼海岸駅」。先述の「本鵠沼駅」の隣駅となる。鵠沼海岸駅は改札が1カ所しかないので、迷うことはないだろう。

花火大会に向かう際に待ち合わせをしたのがこの「鵠沼海岸駅」。作品ではここから1駅先の「片瀬江ノ島駅」へ移動している（筆者撮影）

■小田急線片瀬江ノ島駅

小田急線「片瀬江ノ島駅」は竜宮城のような駅舎に改装されたため、作中で登場したときにすぐに分かった人も多いだろう。片瀬海岸西浜から花火大会を見るために、梓川咲太たちが訪れた聖地だ。

こちらも観光地のど真ん中なので撮影する際には周囲に注意しよう。小田急線「藤沢駅」から3駅目で、約６分程度で到着できる。

一度見たら忘れることができない派手な駅舎の「片瀬江ノ島駅」。作中では一瞬しか映らないが、印象に残っている人も多いだろう。この駅舎は2018年から工事が行われ、2020年7月にリニューアルオープンしている（筆者撮影）

■片瀬西浜・鵠沼海水浴場

花火大会を見たり砂浜で手持ち花火をしていた海岸が「片瀬西浜・鵠沼海水浴場」だ。夏は海水浴場として利用されるため、非常に混在している。

ちなみに、アニメエンディングでヒロインたちが歩いている海岸は江ノ島が見えるので、すぐに片瀬西浜だと分かるはずだ。片瀬西浜・鵠沼海水浴場は小田急線「片瀬江ノ島駅」から徒歩5分ほど。

作中では花火の重要シーンで登場する海岸。エンディングのヒロインたちが歩いている海岸もここだ。江ノ島がよく見えるので、夏場は海水浴や観光客でごった返している（筆者撮影）

■新江ノ島水族館

「新江ノ島水族館」は梓川咲太のデートシーンでよく登場する地元の定番デートスポット。クラゲや深海魚の展示が好評で、休日には多くの人で賑わっている水族館だ。

ただい、館内では一部フラッシュ撮影が禁止の場所があるので、撮影するときは基本的にはフラッシュを使わないほうがいいだろう。新江ノ島水族館は、小田急線「片瀬江ノ島駅」から徒歩3分程度の場所にある。

●新江ノ島水族館公式サイトは→こちら

梓川咲太が桜島麻衣や古賀朋絵とデートをする際に訪れたのが新江ノ島水族館。作中での登場シーンはそこまで多くはない（筆者撮影）

■江ノ島入口交差点地下道

江ノ島に向かう交差点の地下には「江ノ島入口交差点地下道」があり、ここも古賀朋絵とデートをしているシーンで登場している。地下道の中心に歩行者用の方向指示標識があるので、すぐに分かった人も多いだろう。

地上の交差点は梓川咲太が交通事故にあうあのシーンで登場する。地上と地下で両方とも聖地となっているので、いろいろと探してみよう。場所は小田急線「片瀬江ノ島駅」から徒歩3分ほど。

交差点の地下通る地下道では方向指示標識が掲げられている。人の目線に大きな標識があることもそんなにないので、江ノ島に来た人は覚えていることだろう。下写真は地上の交差点。ここも梓川咲太が大変なことになる聖地だ（筆者撮影）

■江ノ島弁天橋

古賀朋絵とのデートや桜島麻衣と待ち合わせ場所で登場したのが、江ノ島へ向かう「江ノ島弁天橋」。とくに桜島麻衣と待ち合わせた場所でもある。

ここは超有名な観光地で、人が非常に多い。撮影の際には周囲に配慮しよう。江ノ島弁天橋の入口までは、小田急線「片瀬江ノ島駅」から徒歩5分ほどで到着するが、渡り切るには10分ぐらい見ておいたほうがいいだろう。

江ノ島デートで登場する大きなが橋が「弁天橋」。観光地の江ノ島に向かうための橋だが右手側にある砂浜が、古賀朋絵と落とし物を探すシーンで登場する（筆者撮影）

■江ノ島

「江ノ島」は古賀朋絵とデート訪れた際に登場した聖地だ。弁天橋からまっすぐ行くとたどり着く「江ノ島弁財天仲見世通り」や、中腹にある「江島神社辺津宮」。見晴らしのいい「中津宮広場ウッドデッキ」など、数多くの聖地が存在しているので、じっくり回ってみるといいだろう。

ちなみに、江ノ島は山頂にある「江の島シーキャンドル」からの眺めが抜群で、聖地巡りのついでに登ってみてほしい。江ノ島をちゃんと巡ると1時間ほどはかかるだろう。

こちらは江島神社 辺津宮へ向かう「仲見世通り」。道幅が狭く休日は人で渋滞していることが多いので、できれば平日に行いきたいところ（筆者撮影）

こちらは中津宮の「むすびの木」。2つの幹が根で結ばれている神木のため、こう呼ばれている。梓川咲太と古賀朋絵のデートで登場している（筆者撮影）

中津宮広場ウッドデッキからは見晴らしのいい景色を望むことができる。木が生い茂っているため日陰となって日中でも過ごしやすい（筆者撮影）

■片瀬東浜海水浴場

古賀朋絵とのデートで立ち寄ったのが「片瀬東浜海水浴場」。アニメでは、砂の城や江ノ島が見える風景などが印象的だった。

夏のシーズンは海水浴客で溢れているため、水着の人をアップで撮影しない配慮が必要になる。片瀬東浜海水浴場は江ノ島に向かう途中にあり、小田急線「片瀬江ノ島駅」からは5分程度の場所。

こちらが「片瀬東浜海岸」。江ノ島の見える方向が西海岸とは逆となる。夏はこちらの方が混雑していることが多い（筆者撮影）

■腰越駅と鎌倉高校前駅の国道134号

国道134号線と江ノ電が並走している区間が、アニメのオープニングで梓川咲太と江ノ電が競争している聖地だ。

実際に行ってみると、カーブから現れる江ノ電がアニメのオープニングそっくり！　周りに人がいなければ、思わず走ってみたくなるだろう。ただし、歩道の幅が狭いのでほどほどに。

最寄り駅は江ノ電「鎌倉高校前駅」で、駅からは徒歩3分程度で到着する。

アニメを見た人なら必ず見るオープニングシーンの国道134号線。江ノ電とともに今にも駆け出してくる梓川咲太が想像できるはずだ（筆者撮影）

■江ノ電「鎌倉高校前駅」

桜島麻衣の妹「豊浜のどか（とよはま のどか）」と、桜島麻衣の人格が入れ替わってしまった状態でCM撮影を行ったのが「江ノ電鎌倉高校前駅」だ。駅のベンチや国道134号線から見えるロケーションなどしっかりと再現されている。

この「江ノ電鎌倉高校前駅」は、映画が公開されて人気が再燃した『スラムダンク』の聖地の踏切が有名で、平日でも外国人観光客で非常に混雑している。その混雑に巻き込まれないようにするには、踏切の反対側の出口から駅を出るといいだろう。

撮影中に心配になって鎌倉高校前駅を見に来た梓川咲太が、国道から駅を見る景色が上写真。ベンチには利用者がいたので一部だけを撮影した（筆者撮影）