コンシューマーゲーム機を収納してプレイすることも可能!1970年代のレトロテーブル筐体「TAKUYAタクヤ」がBEEPより50台限定で発売!ー 予約は23年4月11日から

公開日:2023年4月10日 更新日:2023年4月10日

アミューズメント機製作会社の「徳力精工株式会社」が、1970年代のテーブル型ゲーム筐体を基に「TAKUYAタクヤ」を開発。秋葉原のレトロPC・ゲーム専門店「BEEP」から50台限定で受注販売することになった。予約開始は2023年4月11日からで、価格は1レバー仕様で40万5,625円(税込)、2レバー仕様で41万9,375円  (税込)から。そこで今回は、懐かしのレトロゲーム機の雰囲気を持ち、最新ゲームにも対応したこだわりの製品を紹介しよう。

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70年代のテーブル筐体をイメージした「TAKUYAタクヤ」が販売開始、先着10人には懐かしのゲーセンイスもプレゼント!

アミューズメント機製作を開始して45年を迎える「徳力精工株式会社」は、懐かしいテーブル型ゲーム筐体(以降:テーブル筐体)を模した「TAKUYAタクヤ」を開発。限定50台で受注生産することになった。

TAKUYAタクヤは1970年代のテーブル型ゲーム筐体を基に、現代の仕様に合わせた完全オリジナルのテーブル型ゲーム筐体で、予約販売はレトロPC・ゲーム専門店「BEEP」秋葉原店にて行う。

TAKUYAタクヤの予約は2023年4月11日から開始され、先着10名にはゲームセンターによく設置されていた「ゲーセンイス」と、シリアルナンバー入の「TAKUYAオリジナルドッグタグ」がプレゼントされる。

価格は1レバー仕様(シングル)で40万5,625円(税込)から、2レバー仕様(ダブル)で41万9,375円  (税込)からとなっている。

●BEEP「レトロ型テーブル筐体 「TAKUYAタクヤ」 限定受注販売のお知らせ」は→こちら

●徳力精工「レトロ調テーブル筐体「TAKUYAタクヤ」」は→こちら

テーブル筐体

徳力精工株式会社が開発した「TAKUYAタクヤ」は、天板のガラス板や木目調の側面、鍵付きボックスなど、細かい部分が1970年代のテーブル筐体を完璧に再現した完全オリジナルの新製品。写真は2レバーモデルだ(画像は徳力精工株式会社から提供)

テーブル筐体 ゲーセンイス

こちらが先着10名にプレゼントされる“ゲームセンターによくあったイス”。レトロゲームファンなら、これだけ単体で買いたいくらいだ(画像は徳力精工株式会社から提供)

テーブル筐体 ドッグタグ

こちらも先着10名でもらえるシリアルナンバー入の“TAKUYAオリジナルドッグタグ”。テーブル筐体の鍵に付けると雰囲気はバッチリだろう(画像は徳力精工株式会社から提供)

液晶ディスプレイを採用したことで、コンシューマーゲーム機を収納してプレイすることも可能に!

今回販売されることになったテーブル筐体「TAKUYAタクヤ」は、1970年代に登場したテーブル筐体を現代の仕様に合わせて製作した完全オリジナルの新製品となっている。

TAKUYAタクヤは当時の風合いや面影を残しつつ、耐久性と技術活⽤から⽊⼯素材ではなく板⾦素材へとアップデート。すべてのレトロゲーム機ファンへ向けたこだわりの逸品だ。

さすがにモニターはブラウン管ではなく液晶タイプ(4:3の19インチ)を採用。液晶ディスプレイに変更することで、筐体の内部スペースに余裕ができ、さまざまな工夫が可能となっている。

もちろん、コントロールパネルはレバーやボタンの操作音は、当時のクオリティーをそのまま再現。6ボタン式でさまざまなゲームに対応可能となっている。

また、コントロールパネルはシングルとダブルの2タイプがあり、それぞれ価格が異なるので予約の際には注意が必要だ。コントールパネルの換装もガラス天板を開け、内側2カ所のネジを手で外すだけで簡単に交換ができるようになっている。

テーブル筐体 コントロールパネル換装

TAKUYAタクヤは、ボタンが壊れてもすぐに交換できるように、コントロールパネルは整備が行いやすいように簡単に開けることができる(画像は徳力精工株式会社から提供)

テーブル筐体 対戦コントロールパネル

TAKUYAタクヤには、オプションパーツとして対戦側にコントロールパネル(4万8,125円)を設置することも可能で、レバーは1レバーモデルとなっている(画像は徳力精工株式会社から提供)

TAKUYAタクヤは、付属の板金ケースにアーケード基盤を取付けて接続する仕様となっており、C社タイプと木工タイプが使用可能だ。設置可能な基板に付いては公式サイトの詳細で確認できる。

また、テーブル筐体とコンシューマーゲーム機の接続も可能で、モニター右側には、ちゃんとコンシューマーゲーム機の収納スペースが確保されている。接続可能なコンシューマーゲーム機の詳細は公式サイトの「お問い合わせ」から確認してみよう。

TAKUYAタクヤは、ゲームの仕様に合わせてモニターの向きを縦横入れ替えることができるのも嬉しいポイント。シューティングゲームなら縦向き、アクションゲームなら横向きに変えて遊ぶことも可能となっている。

ほかにも、筐体の高さが4段階に調整できたり鍵付き収納ボックスが付いているほか、豊富なオプションパーツが追加できたりと、当時の雰囲気を残しつつ現代のゲームもしっかりと楽しめるのがTAKUYAタクヤの特徴である。

テーブル筐体 コンシューマースペース

液晶モニターにすることで、右側にはコンシューマーゲーム機が設置できるスペースを確保。ただし、スペースに限りがあるため、設置できるコンシューマーゲーム機は限られている(画像は徳力精工株式会社から提供)

テーブル筐体 画面入れ替え

モニターは天板を上げて縦横を入れ替えることができる。これで縦型のシューティングや横型のアクションの両方を違和感なく遊ぶことができる(画像は徳力精工株式会社から提供)

テーブル筐体 高さ調節

テーブル筐体の高さは4段階で調整可能。写真左から530mm、580mm、630mm、700mmとなっている。標準的な高さは580mmとのことだ(画像は徳力精工株式会社から提供)

テーブル筐体 鍵付きボックス

鍵付きボックスもしっかり再現。説明書やメンテナンス用のケーブルやボタンなどを入れておくと、さらに雰囲気は70年代風に!(画像は徳力精工株式会社より転載)

 

TAKUYAタクヤモデル基本仕様
【価格】1レバー仕様(シングル)40万5,625円(税込)~/2レバー仕様(ダブル)41万9,375円  (税込)~
【外形寸法】幅 860×奥行 680(コンパネ含む)×高さ 530~700mm(高さ調整機能あり)
【モニター仕様】4:3 19インチ
【総重量】約60kg
【搭載可能ゲーム機種類】アーケードモード:JAMMAコネクタ対応アーケード基板/コンシューマモード:搭載可能機種については販売店にお問い合わせ
【アーケード基板 収納スペース寸法】幅 360×奥行 305 × 高さ 105mm
【コンシューマーゲーム機 設置スペース寸法】幅 240×高さ180×奥行 205mm
【高さ調整調整幅(床面~天板)】530/580(標準)/630/700mm
【カギ付き収納ボックススペース寸法】
幅 348×高さ50×奥行350mm
【消費電⼒周波数】
電圧100V±10%
【アーケードモード】57.2W(50Hz)/57.5W(60Hz)※本数値はアーケード基板により変動
【コンシューマモード】58.9W(50Hz)/59.1W(60Hz) ※本数値は搭載筐体により変動
【搭載ゲーム無し】56.2W(50Hz)/56.3W(60Hz)
【テーブル本体素材】鋼材/ガラス天板
【オプションパーツ】
●コインセレクター1万1,000円(税込)
テーブル筐体 コイン
●コンシューマユニット&アンプ6万1,875円(税込)
テーブル筐体 コンシューマーユニットアンプ
●ゲーム基板ブラケットASSY5,500円(税込)
テーブル筐体 ゲーム基板ブラケットASSY
●電圧調整ユニット5,500円(税込)

2Pコンパネ(対面・セパレート仕様) 4万8,125円(税込)
●オーディオユニット5,500円(税込)
(画像はすべて徳力精工株式会社より提供)

 

いかがだろうか? TAKUYAタクヤは単に懐かしさを演出しているだけではなく、現在のゲームもちゃんと遊ぶことも考えられた1970年代風のテーブル筐体になっていることがお分かりいただけただろう。これを機会に自宅のテーブルを、TAKUYAタクヤに変更してみるのもアリ(!?)かもしれない。

(文=西澤浩一)
イメージ写真は徳力精工株式会社から提供
筆者プロフィール
西澤浩一
編集・ライター。アニメやゲーム、ニコニコ動画関連書籍の編集に携わり、今ではオーディオ、生活雑貨、マネーなどさまざまなジャンルに手を広げている。コミックマーケットには一般・サークルでの参加経験あり。趣味はゲーム、マンガはもちろん映画鑑賞も。一人旅も好きで移動方法は主に鉄道(乗り鉄)である。