C102の新たなサークル施策第2弾発表!C102では両日とも申込み責任者が同じサークルが出られる! と、SNSでも話題に
2023年8月12日~8月13日に開催予定の第102回コミックマーケット(C102・夏コミ)だが、新たな施策が発表された。なんと1日目と2日目の両日に、申込み責任者が同じサークルが出展できるようになるとのこと。どのような手続きを行えば両日参加できるのか、オンラインでの申し込み方法や価格について紹介していこう。
両日出展するにはひとつのサークルでは申込不可! 2つのサークルが必須!?
第102回コミックマーケット(C102・夏コミ)は、2023年8月12日~8月13日に東京ビッグサイトで開催されることは皆さんご存じだろう。C102では、政府が2023年5月にも新型コロナウイルスを第5種に移行させることもあり、できるだけたくさんの人がコミケットに参加できるように、すでに新たな施策がいくつか発表されている。
たとえば、1日あたりの参加者数の上限を撤廃して12万6,000人以上にすることを目指したり、ひとつのサークルが連続した2つのスペースへ申し込めるようにすることを発表している。まだ、ご存じない人は、以下の記事で詳細を確認してほしい。
【場所】東京ビッグサイト(全館使用)
【開催時間】
・出展サークル:10時30分~16時
・企業ブース:10時30分~16時
・更衣室:10時30分~17時(2日目は16時)
【参加目標人数】約12万6,000人(増やす方向で検討中)
【サークル参加者数】C101では1日1万(増やす方向で検討中)
【コミケカタログ】冊子版は7月中旬に発売予定(DVD-ROMカタログは未定)
そのようななか、C102について、2023年2月21日にコミックマーケット準備会から新たな施策が発表された。それば「1日目と2日目の両日に、申込み責任者が同じサークルが申込みできる」というもの。
C102 から1サークル2SP(机1卓)、同一申込責任者の複数日申込ができるようになり、サークル申込方法が増えています。お問合せが多かったので、下記表にまとめました。御参考にして下さい。明日・明後日はサークル申込開始後最初の週末ですので、ゆっくり検討して、申込をはじめて下さい。 pic.twitter.com/lpjshmeVb4
— コミックマーケット準備会 (@comiketofficial) February 24, 2023
(コミックマーケット準備会Twitterより)
実はコミケットでは、これまで申込み責任者が同じサークルは両日申込みができなかった。
そのため両日で同人誌を頒布する場合は、ほかのサークルに委託販売をお願いしたり、友だちや夫婦で違うサークルを主催し、それぞれが別日に申し込むというようなやり方が一般的だったのだ。
しかし、C102では申込み責任者が同じサークルでも両日申込みが可能となった。これによって委託を行わずとも同人誌が両日頒布できるようになったというわけだ。
オンラインで両日申し込むためにはいくつか注意点があり、Circle.msですでに「お問い合わせ」にてよくある質問が公開されている。両日申込みを行いたい人はチェックしてみよう。
これによると、既存のサークルIDを引き継ぐのか、新規サークルで登録を行うのかですこし手順が変わるようだ。また、サークルIDの引き継ぎはひとつのサークルで1回しか行えないので、間違えないようにしたい。
●Circle.ms「お問い合わせ」→こちら
●コミックマーケット準備会「コミックマーケット・オンライン申込サポートページ」→こちら
■同一申込責任者で1日目、2日目それぞれに申し込みを行う方法
現在はシステムの都合上、ひとつのサークルで両日申し込むことができないため、両日に申し込む場合は、“2つのサークル”が必要となる。それぞれのサークルが別日に申し込みを行うようなイメージだ。
そのため、サークルを2つ運営している申込み責任者は、サークルIDを引き継ぐサークルを選ぶ必要がある。もちろんサークルIDを引き継がずに、新たにサークルを作って申し込むことも可能だし、新規で2つのサークルを作って申し込むことも可能となっている。
●既存のサークルで申込み→サークルIDを引き継いだサークルで別日に申し込み
2つのサークルを申し込む場合、サークル名が同一か否かにかかわらず、既存サークルがある場合(従来のサークルIDがある場合)は、ひとつのサークルにしか引き継ぐことはできない。引き継ぎしたいサークルを事前に決めてから申し込みを行う。
●既存のサークルで申込み→サークルIDを引き継いだ関連サークルor新規サークルで別日に申し込み
サークルIDを引き継がないサークルについては、関連のある別のサークルIDを引き継ぐことを選択するか、全く新規にサークルを作成して申込を行う。
●新規サークルでで申込み→新規サークルで別日に申し込み
全く新規にサークルを作成して申込みを行う。
また、両日申し込むサークルは、2つのサークル名が同じでも異なっていても申し込みできるので、サークル名で面白い仕掛けもできそうだ。
最後に料金について確認しておこう。サークル1スペースにつき通常は8,000円(税込)の費用がかかるが、両日申し込むと単純に倍の1万6,000円(税込)となる。さらに、オンラインで申し込むと同時に申し込むことはできないため、システム手数料もそれぞれ1,100円が必要になるので合計1万8,200円(税込)となる点は注意したい。
ちなみに、郵送で両日申し込むの場合は申込書セット1,100円(税込)がそれぞれ1部ずつ必要になるため、合計金額は変わらず1万8,200円(税込)となる。こちらは、どちらの方法を選んでも差が出ないようになっている。
新たな施策についての紹介は以上だが、超大手サークルが両日参加した場合は一般参加者が集中しなくなり混雑緩和になったり、チケット代の節約につながるだろう。
SNSでもこの両日参加については、「複数ジャンルで活動しているサークルにはありがたい」「机1本貸し(2SP)申込みだけじゃなく、両日参加もできるのか」などさまざまな反応が見られた。新たな施策で多くの参加者が戻ってくることを期待したい。
イメージ写真は筆者撮影
編集・ライター。アニメやゲーム、ニコニコ動画関連書籍の編集に携わり、今ではオーディオ、生活雑貨、マネーなどさまざまなジャンルに手を広げている。コミックマーケットには一般・サークルでの参加経験あり。趣味はゲーム、マンガはもちろん映画鑑賞も。一人旅も好きで移動方法は主に鉄道(乗り鉄)である。