日本未発売のキーボードをとことんレビュー!現役デザイナーがおすすめ! 日本未発売の高機能キーボード「Keychron K6 Pro」はゲームにも最適だった!
知る人ぞ知るキーボードメーカー「Keychron(キークロン)」。最近は大手家電量販店でも販売されており認知度が上がってきた。そこで現役デザイナーの筆者がKeychronの日本未発売モデル「K6 Pro」のUS配列モデルを個人的に海外で購入してみたので、そのレビューをお届けしよう。結論から言うと非常に使い勝手がよく、デザイナーだけでなくゲーマーなどにもおすすめできる逸品だったぞ!
筆者が個人輸入してまで欲しかった「Keychron K6 Pro」とは?
筆者は書籍やポスターなどを作るデザイナーだが、学生時代は情報系の学科だったこともあり、エンジニア向けとされていた石川県にあるPCパーツメーカー株式会社PFUの「Happy Hacking Keyboad(HHKB)」の廉価版「Happy Hacking Keyboad Lite2(HHKB Lite2)」を20年近く愛用してきた。
しかし、「HHKB Lite2」は2019年末に販売終了。そのタイミングでストックとして同機種を買い足したものの、それもいつかは壊れて使えなくなるので、HHKB Lite2の代替になるキーボードをずっと探していた。
また、デザイナーになったことでWindowsだけでなくMacも使うようになり、できればキーボードをひとつにまとめたいという願望もあった。そんなときに出会ったのが、この「Keychron(キークロン)」の「K6 Pro」だ。
個人的なKeychronK6 Proのおすすめポイントは、「コンパクトで省スペース」「非常に豊富なカスタマイズ性」「価格が安い」の3点。
筆者はまだ国内販売されてもいないKeychron K6 Proを、海外のサイトで見つけ、個人輸入することにした。
今回は個人輸入のため中国から発送後約1週間。土日を挟んだこともあり手元に届くまで10日ほどかかった。筆者の経験上、中国からの個人輸入は2週間以上かかる事も珍しくないので、比較的早く届いた印象だ(写真は配達サイトからのスクショ)
こちらが実際に届いたKeychron K6 Pro。中国から輸入すると、小汚い感じの袋に包まれていることが多く、なかには製品パッケージ直なんてこともあるが、さすがにKeychronはプチプチで二重で包まれており、丁寧に梱包されていた(筆者撮影)
Keychron K6 Proは予想以上の高級感と質感の良さが◎!
Keychron K6 Proのおすすめポイントを紹介する前に、まずは全体的なインプレッションからお伝えしよう。
最初に感じるのはKeychron K6 Proは全体的な質感がすごく高いこと。製品そのものだけでなく、パッケージからもこだわりが感じられる。
Keychron K6 Proはパッケージからして高級感がある。デザイナーとしてはやはりシルバーの箔押しがうらやましい。箱のなかも含め、製品の持つ世界観の演出ができており、デザインへのこだわりが伝わってくる(写真撮影:西澤浩一)
安いキーボードのようなプラスチッキーな感じはまったくなく、見た目も手触りもすごくいい感じだ。しっかりとした重量があるため、タイピングをしていてもガタツキがない。今まで使っていたキーボードはかなりストレスになっていたと気付かされるほどである。
Keychron K6 Proは本体のほか、USBケーブル、Windows用の交換キーキャップ、キーキャップ・スイッチの交換用治具(キープラー)、ミニドライバー、マニュアル、クイックスタートガイドが付属する。ただし、マニュアルは日本語非対応だった(写真撮影:西澤浩一)
PCとの接続方法はUSB接続だけでなくBluetooth接続も可能で3台に対応、OSについてもWindows/AndroidモードとMac/iOSモードに切り替えることができる。WindowsとMacの両方を使う筆者としてこの機能はマストなのだ!
ちなみに、付属のUSBケーブルがL字なため、USB端子が左側でもケーブルが邪魔にならないような工夫されている点も好感が持てる。
実際にKeychron K6 Proを使って見ると分かるが、本体は約800gもあるのに加えて、Proモデルは内部にシリコンパッドや静音フォームなどが入っている。
そのためメカニカルキー特有のカチャカチャした音は出るものの、本体のガタツキやキーの底つき感は非常に少ない。質感も非常によく、キー表面にされている加工なのか材質なのか、吸い付くような手触りだ。
キーキャップはダブルショット…いわゆる2色成形されているため、長く使っていても表面の印刷が剥げる心配がないのも高評価。
Keychron K6 Proは内部にシリコンパッドや静音フォームなどが入っており、メカニカルキー特有のカチャカチャした音は出るが、本体のガタツキやキーの底つき感は少ない。吸い付くような手触りも最高だ(写真撮影:西澤浩一)
実際にBUFFALOのMac用キーボードと重量を比較してみた。(右)BUFFALO製は500gを切る軽さだが、(左)Keychron K6 Proは約800g。この300gの差が安定した打鍵感につながっている(写真撮影:西澤浩一)
本体左側の端子、スイッチ。接続方法はUSBとBluetoothが選べ、3台まで登録可能。Windows/AndroidモードとMac/iOSモードが選べ、それぞれでキー配置を変えることができる(写真撮影:西澤浩一)
それでは肝心の使い勝手を紹介していこう。