C101をコミケPlus編集部員がチェック!第101回コミケ(C101)クイック・アフターレポート 好天に恵まれた最高の“ハレの日”  

公開日:2023年1月6日 更新日:2023年1月5日

2022年12月30日、31日に行われた第101回コミックマーケット(C101・冬コミ)。2日間で18万人が参加したが、果たしてコミケ当日の会場はどのような雰囲気だったのだろうか? もちろんコミケPlus編集部も全力で取材を行ってきたので、C101で気になったことを中心にアフターレポートをお届けしよう。

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コミケPlus編集部が作成したC101の西・南地区の入場導線予想が外れる!

年末も差し迫った2022年12月30日、31日に行われた第101回コミックマーケット(C101・冬コミ)は、2日間とも比較的暖かく冬コミとしては好天に恵まれた。

C101では1日あたりの参加サークル数は約1万サークル(2日間で2万)で、前回のC100と変わりなかったが、参加者数は1日あたり5,000人多い9万人(2日間で18万人)に増えていた。

ほかにはC100から大きく変わることはなく、サークルブースは東1~6ホールと西1~2ホール、企業ブースが南1~2ホールという配置。検温&チケット交換は東地区が東7ホール、西・南地区は南3ホールで行われ、こちらもC100とまったく同じであった。

もちろん、コミケ専門誌「コミケPlus」では、当然のことながら毎回コミケット会場で取材し、その雰囲気を伝えてきた。そこで今回は、コミケPlus編集部員が現場で目についた部分を紹介しよう。

■コミックマーケット101(C101・冬コミ)
【開催日】2022年12月30日(金)~31日(土)
【開催時間】10:30~16:00
【場所】東京ビッグサイト全館
【参加サークル数】1日当たり約1万(2日間で2万)
【総参加者数】1日当たり9万人(2日間で18万)

まず、読者の皆様にお詫びしないといけないのが、西・南地区の入場導線である。コミケPlus編集部予測ではコミックマーケット準備会に取材して入場導線予想を発表しているが、ゆりかもめ「東京ビッグサイト」駅を出たら左折してUターンするようにエスカレーターで1Fに降りて、TFTビル横の旧G1街区横をグルッと回ってプロムナードに向かう入場ルートになると発表した。

しかし、実際のC101ではエスカレーターとは反対側の階段を下りて、ベローチェ前からプロムナードにアプローチするルートに変更されていたのだ。確かにこっちのほうがムダに歩かなくていいので、どうやら直前に変更されたようである。

もちろん、これ以外の入場導線ルート予想は概ね編集部予想どおりだったので、少しは参加者の皆さんの役に立てたのではないかと感じている。

C101 入場導線図 コミケPlus 西・南地区

こちらがコミックマーケット準備会への取材でコミケPlus編集部が作成した西・南地区の入場導線予想図。C100同様にTFTビルの旧G1街区をグルッと回るルートを予想していたが、残念ながらこれは外れた(画像はコミケPlus  VOL.18より転載)

C101 西・南地区 入場導線 東京ビッグサイト

C101では、ゆりかもめ「東京ビッグサイト」駅を出て左折したら、写真左の下りエスカレーターではなく右側にある階段で1Fに下りるようになっていた(筆者撮影)

C101 西・南地区 入場導線 東京ビッグサイト

こちらはやぐら橋の下から東京ビッグサイト駅を見た写真。写真右側の階段で1Fまで下りたらそのまま真っすぐ進む(筆者撮影)

C101 西・南地区 入場導線 東京ビッグサイト

やぐら橋横で左折するとベローチェが見えるので、そのままプロムナード方向に進んで入場するルートに変更されていた(筆者撮影)

C101では新たに「受付時間前待機場」が設定されていた!

次に、C101では受付時間より前に到着してしまった人向けの待機場が新設されていた。たとえば東地区向かう場合、国際展示場駅前の「シンボルプロムナード公園 花の広場(花公園)」が受付時間前待機場となっていた。

ほかにも、西・南地区はTFTビル前のプロムナード、さらに東駐車場の入口付近にも受付時間前待機場が設置されていたのだ。初めて参加する人や遠方から来る人はどうしても早めに着いてしまうので、これはいいアイディアだろう。

とくに「花公園」は国際展示場駅前ロータリーとワシントンホテルの間にあるわりと広めの公園で、「花」の大きなモニュメントがあるのが分かりやすい。東地区へ向かう参加者のなかでチケットに書かれた集合時間より早く着いてしまった場合は、この花公園でしばし待つことができるのだ。

C101 コミケ 花公園 東ホール一時待機場所

C101の受付時間前待機場として利用された花の広場(花公園)。巨大な「花」のモニュメントがあるので、場所は誰にでもすぐに分かるはずだ(筆者撮影)

また、C101では海外在住者向けチケットも販売されたが、このチケットの受付は東7ホールのみに集約されていた。一般参加者のチケットとは仕様が異なるため、検温&チケット交換ブースでは英語の立て看板があり、専用レーンが設置されていたのである。

こちらが東7ホールの海外在住者向チケット専用受付レーン。筆者が取材していたときはさほど外国人参加者の姿は見られなかった(画像は筆者撮影)

急遽、頒布ブースが変更されたサークルが2つあった!

C101が開場したあと、注目の2サークルの頒布ブースが急遽変更になったのをご存じだろうか? 今回移動となったサークルは、現在放送中の『ぼっち・ざ・ろっく!』の原作者はまじあき氏のサークル「BLANK802.」と、大人気のうちに終了したアニメ『リコリス・リコイル』の喫茶リコリコの版権監修集本を頒布した森田莉奈氏のサークル「CHACHAPI」である。

実はこの頒布ブースの変更はさほど珍しいものではない。たとえば、サークル申込み時点では頒布物が決まっておらず、行列が作りにくい内側の場所に配置されたサークルがあった場合、あとで人気の出そうな頒布物があると分かった場合などは、行列を形成しやすい場合に移動させれるのだ。

ほかにも、今回のようにアニメ化され急に注目されてしまった原作者のブースや、朝はいなかったのに突発的なコピー紙を頒布するサークルなども移動の対象となる。

こちらが急遽移動となったはまじあき氏のサークル。アニメ放送から人気が徐々に集まり注目度が高まっていたため、これは致し方ないだろう(はまじあき氏のTwitterより)

こちらも急遽移動となった森田莉奈氏のサークル。リコリス・リコイルは2022年の覇権アニメと言っても過言ではないため、こちらもやむなし!(森田莉奈氏のTwitterより)

 

“コスプレフォトスポット”や“私たちのコミケ録”展示などにも注目!

コスプレはコミケットの華。C100でもコスプレアリアには記念背景やポップが用意されていが、C101でも東7と西4ホールのコスプレエリアには、コスプレ撮影時の背景や手に持って撮影できるコミケフォトプロップスが用意されており、多くの参加者が利用していた。

C101 コミケ 東7ホール コスプレフォトプロップス

C100でも見られた手に持って撮影できるコミケット専用ポップがC101でも登場! 午後になるとこのポップに列ができる場面も!(筆者撮影)

C101 東7 コスプレエリア 看板

こちらは東7ホールのコスプレエリアの様子。最近は記念撮影用の背景が企業から提供されているのをよく見かけるようになった(筆者撮影)

また、東4と西1ホールでは“私たちのコミケ録”の展示が行われていた。この企画はPixivとコミックマーケット準備会が行ったC100を記念したエッセイマンガ企画で、2022年8月1日(月)〜9月30日(金)に開催されていたもの。会場で見逃した人も公式HPで公開されているので、気になる人は是非チェックしてみよう。

●Pixiv「私たちのコミケ録」→こちら

C101 コミケ 東5ホール 私たちのコミケ録

私たちのコミケ録展示。展示作品にはQRコードがついているので、すぐに公式サイトへ飛んで検索することができた(筆者撮影)

C101のクイック・アフターレポートはいかがだったろうか? 今回は編集部が気になった部分を中心に紹介した。

コミックマーケットは参加人数や派手なコスプレなどが注目されやすいが、多くの人が参加できる表現の場なのだ。サークル活動やコスプレもその表現の一種であり、その作品を見たいがため数多くの参加者が集まっている。

2023年8月に開催予定の第102回(C102・夏コミ)では、コロナ禍前とは言わないが、もう少しサークルや一般参加者が増えたコミケットが見てみたいものである。

(文=西澤浩一)
イメージ写真は筆者撮影