最大2万4,000円の新幹線往復チケットが当たる!実際に新幹線ガチャをやってみた! JR東日本の「どこかにビューーン!」で運試し

公開日:2022年12月25日 更新日:2022年12月25日
  1. 2021年にLCL航空会社の「Peach」が実施した「旅くじ」をご存じだろうか? これは1回5,000円でガチャを行うと、日本国内のどこかの航空券が当たるというキャンペーン。運がいいとかなりお得に旅ができるとあって人気を博した。実は、JR東日本でも同様のサービス「どこかにビューーン!」が実施されている。こちらは、JR東日本のJRE POINT6,000ポイント分で抽選すると、JR東日本管内の新幹線往復チケットが当たるというサービス。そこで今回は、鉄道オタクの筆者が実際に「どこかにビューーン!」を申し込んでみた。果たしてその結果やいかに!?
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どこに行けるか分かないが、JR東日本管内の新幹線往復チケットが6,000ポイントでゲットできる!

JR東日本は2022年12月7日からJRE POINT6,000円分で参加できる“旅くじ”サービス「どこかにビューーン!」を開始した。

そもそも“旅くじ”とは、行き先がくじ引き(ガチャ)で決まる代わりに、格安でチケットが購入できるサービス。2021年にLCL航空会社「Peach」が行った「旅くじ」では、日本全国の往復航空チケットがたった5,000円で当たるということで大いに話題となった。

JR東日本が実施している「どこかにビューーン!」は、目的地の駅がランダムで選ばれる旅くじサービス。対象となるのはJR東日本管内の新幹線駅の往復チケットとなっている。このなかで最大割引となるのは「東京-秋田」間。通常は往復2万4,000円かかるが、運が良ければたった6,000ポイントでゲットできるのだ。

どこかにビューン 対象駅

どこかにビューーン!の対象駅は全部で74駅。東北新幹線や秋田新幹線、山形新幹線など東北地方全域をカバーしている。もちろん遠い駅が当たればかなりお得!(画像はえきねっと「どこかにビューーン!」より転載)

鉄道好きはもちろんだが、そうでない人でもここまでお得に旅ができるのなら、是非応募してみたいと思う人も多いだろう。しかし、参加するにはいくつかの条件をクリアしなければならない。

■どこかにビューーン!利用条件
【1】えきねっと会員でJRE POINTとの連携手続きを完了している
【2】JRE POINTが6,000ポイント必要。現金不可
【3】申込は「えきねっと」からのみ
【4】新幹線eチケットを利用するため、SuicaもしくはモバイルSuicaのどちらかが必須
【5】発着地点は「東京」「上野」「大宮」の3カ所のみ指定できる
【6】最初は何度も引き直しができる4つの駅を提示。申し込むと4つの駅からランダムで1駅が決まる
【7】指定された新幹線の変更は不可
【8】遅くても旅行開始の3日前に駅が決定されるので、そこからホテル予約、旅程などを設定するすのが大変

●えきねっと「どこかにビューーン!」→こちら

いかがだろうか? この条件で引っかかるのがJRE POINT6,000ポイントであろう。SuicaやJRE CARD(クレカ)を持っていれば6,000ポイントくらいは貯まっているかもしれないが、誰でもJRE POINTが6,000ポイントも持っているわけではない。では、どうすればいいのか?

実は、JR東日本のSuicaは政府が行っているマイナポイント第2弾キャンペーンに参画しており、Suicaでマイナポイントを申し込めば、1人最大2万ポイントをもらえるようになっている。

当初マイナポイント第2弾は、2022年12月末までにマイナンバーカードの申し込みをした人だけが参加できたが、この期限は2023年2月末まで延長されている。

もし、これからマイナポイント第2弾に申し込むなら、Suicaを選ぶことで最大2万ポイントもゲットできるうえに、Suicaでマイナポイントに申し込むと特典として4,000ポイントで「どこかにビューーン!」に参加できてしまうのだ。これはかなりお得だろう。

●JRE POINT「マイナポイントでどこかにビューーン!」→こちら

ほかにもいろいろと面倒な条件があるが、それでも通常の1/3以下の価格で新幹線が利用できてしまうので、鉄道おたくの筆者はさっそく申し込んでみたぞ。

行き先候補は何度でも選べるが、実際に行ける駅は運しだい!

それではさっそく、実際にどこかにビューーン!に申し込んでみよう。まずは、えきねっとにログインしてどこかにビューーン!のWebサイトを開く。次にトップページから「申込みはこちら」をタップして、えきねっとにログインしよう。

発着駅は東京、上野、大宮しか選べないし、指定された新幹線は後から変更できない。また、申し込み人数は6人まで指定可能だが、当然人数分のJRE POINTが必要となってしまうので注意しよう。

候補地の検索をするとランダムに4つの候補が表示されるが、気に入らない場合は何度でも候補地検索できる。もし、希望する候補が表示されたら「この4つの駅で申し込む」ボタンを押せばいい。

ただし、4つの候補から希望の目的地が当たればいいが、それは運しだいとなる。

■どこかにビューーン! の申し込み手順

【1】えきねっとにログインして「どこかにビューンサイト!」へ行く→こちら

どこかにビューーン 手順1

まずはトップページから「申込みはこちら」をタップして、えきねっとにログインしよう(画像はえきねっと「どこかにビューーン!」より転載)

【2】発着駅、日時、人数を入力し、候補を検索する

どこかにビューーン 手順2

発着駅は東京、上野、大宮しか選べない。さらに、指定された新幹線は後から変更できないので、時間にも注意が必要だ。

人数は6人まで指定可能だが、もちろん人数分のJRE POINTが必要となる(画像はえきねっと「どこかにビューーン!」より転載)

【3】行き先候補を検索、提示された4か所を吟味しよう(やり直し可能)

どこかにビューーン 手順3

1回目の候補は「燕三条」「角舘」「大石田」「上越妙高」の4つだ。角館、大石田は遠方でお得感が高いが、燕三条と上越妙高は近め。上越妙高はスキー好きならアリかもと思ったが、行き先候補をもう一度検索することに……(画像はえきねっと「どこかにビューーン!」より転載)

どこかにビューーン 手順4

もう一度行先候補を検索してみたところ、今度は「高畠」「軽井沢」「盛岡」「大曲」の4つが表示された。全体的に遠方でお得感が高いが軽井沢だけが近すぎる……。とはいえ、軽井沢は遊ぶ場所も多いのでコレにて決定!(画像はえきねっと「どこかにビューーン!」より転載)

【4】行き先候補が決まったら「この4つの駅で申込む」を押す!

どこかにビューーン 手順5

行き先候補を決めたら、ページ内にある「この4つの駅で申込む」を押そう。あとはこの4つのなかからどの駅が選ばれるかは運次第である(画像はえきねっと「どこかにビューーン!」より転載)

【5】運命の行き先決定!  その駅はなんと「軽井沢」だった……

どこかにビューーン 手順6

少しだけ心配していた「軽井沢」が当選!!   一番近い駅が選ばれてしまったが、こればかりは運しだいなので仕方ない……(画像はえきねっと「どこかにビューーン!」より転載)

【6】行き先が決まったら新幹線の時刻・指定席をチェック

どこかにビューーン 手順7

軽井沢行の新幹線は自動で指定されるので時間を確認しよう(画像はえきねっと「どこかにビューーン!」より転載)

【7】えきねっとのマイページから申込情報を確認しよう

どこかにビューーン 手順8

申し込んだ新幹線のチケットはえきねっとのマイページから確認できる。利用ポイントを見ると、片道3,000ポイントずつ消費されているようだ(画像はえきねっと「どこかにビューーン!」より転載)

【8】最後にICカードとチケットを紐づけ

どこかにビューーン 手順9

最後に新幹線eチケットに対応しているSuicaと紐づければ完了だ。これで新幹線の自動改札もタッチだけで利用することができる(画像はえきねっと「どこかにビューーン!」より転載)

いかがだろうか? 残念ながら(?)今回はわりと近場の軽井沢となってしまったが、それでも通常の運賃よりは安く行ける。

もし、運が良ければ6,000ポイントで秋田駅まで往復することも可能なので、年末年始の旅行に是非「どこかにビューーン!」で運試しをしてみてほしい。

(文=西澤浩一)
イメージ写真はえきねっと「どこかにビューーン!」より転載