湾岸エリアの施設をいろいろ巡るなら!コミケット参加者なら覚えておきたい「ゆりかもめ」にお得に乗る方法 - 1日乗車券は820円!

公開日:2022年12月2日 更新日:2022年11月30日

コミケットの開催される東京ビッグサイトに電車で行くとき、新交通システム「ゆりかもめ」を利用する人は多いだろう。もし、湾岸エリアの施設をいろいろ巡ったり、ショッピングモールなどを利用するなら「1日乗車券」を利用すると、運賃が少し安くなるのはご存じだろうか? ほかにも、ゆりかもめには「24時間乗車券」や「お台場-有明快遊パス」などもあるので、どんな状況ならお得に利用できるか紹介しよう。

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ゆりかもめに1日3回以上乗るなら「1日乗車券」のほうがお得!

コミケットは、1996年のC50以来ずっと東京ビッグサイトで開催されてきた。東京ビッグサイトに電車で行くには、りんかい線「国際展示場駅」か、ゆりかもめ「東京ビッグサイト駅」が最寄り駅になるのはご存じだろう。

東京ビッグサイトのある湾岸エリアは東京の代表的な観光地でもあるので、地方から上京した人は、湾岸エリアのさまざまな施設を巡ってみたいと思っている人も多いはずだ。

たとえば、お台場エリアには「お台場海浜公園」や「レインボーブリッジ」「フジテレビ本社ビル」「デックス東京ビーチ」「アクアシティお台場」などがある。

ほかにもガンダム立像がそびえる「ダイバーシティ東京プラザ店」などはコミケット参加者ならいつか訪れたいオタスポであろう。

有明エリアには東京オリ・パラ会場となった施設が多いほか、劇団四季の劇場や温泉設備も備える複合施設「有明ガーデン」、さらに豊洲エリアに足を延ばすと「豊洲市場」や「アーバンドックららぽーと豊洲」などもある。

もし、ゆりかもめを利用して東京ビッグサイトに行くとき、ほかの施設も訪れたいと考えているなら、「1日乗車券」の購入をおすすめしたい。

ゆりかもめ 1日乗車券 コミケ 湾岸エリア

ゆりかもめは新橋-豊洲間を結ぶ新交通システム。レインボーブリッジを渡ったり、お台場、有明エリア、豊洲市場などを巡ることができる(画像はゆりかもめ公式サイトより転載)

ゆりかもめの1日乗車券は820円で1日乗り放題になる。たとえば、新橋←→東京ビックサイト間の運賃は片道390円(IC運賃は388円)なので、1回でも途中下車して3回乗車すれば、1日乗車券を買ったほうが得するのである。

なお、1日乗車券はゆりかもめの各駅の自動券売機、あるいはゆりかもめの「新橋駅」と「豊洲駅」の駅務室(駅長事務室)で購入できるようになっている。

ゆりかもめ 1日乗車券 コミケ 湾岸エリア

こちらがゆりかもめの1日乗車券。価格は820円で何度でもゆりかもめを乗り降りできるので、使い方しだいではお得に湾岸エリアを巡ることができる(画像はゆりかもめ公式サイトより転載)

■東京ビッグサイトからお台場に立ち寄る場合(新橋スタート)
・新橋→東京ビッグサイト 390円(IC運賃は388円)
・東京ビッグサイト→台場 260円(IC運賃は251円)
・台場→新橋 330円(IC運賃は325円)
合計:980円(IC運賃は964円)
※1日乗車券を買ったほうが160円お得!

●ゆりかもめ「一日乗車券の紹介」→こちら

「24時間券」はコミケットに2日間参加する人がお得に!

ゆりかもめには1日乗車券のほかに「24時間券」も用意されている。こちらは1日乗車券と違い、購入から24時間乗り放題で900円という乗車券で、発売場所はゆりかもめ全駅の自動券売機でPASMO専用となる。

ゆりかもめ 24時間券 コミケ 湾岸エリア

こちらが24時間券。東京の地下鉄などで利用されているICカード乗車券「PASMO(パスモ)」専用となる。最初に乗車してから24時間は乗り放題になる(画像はゆりかもめ公式サイトより転載)

1日乗車券と大きく違うのは、日にちを跨いで24時間使えること。たとえば、コミケットに2日間参加する人なら利用価値が出てくる。ただし、実際に使えるのは実質1.5日分と考えたほうがいい。

たとえば、C101において新橋からゆりかもめに乗る場合、初日は12時以降に入場できる「午後入場チケット」で参加し、2日目は朝11時頃までに入場できる「アーリー入場チケット」や「午前入場チケット」で参加するような状況であれば、料金が少し安くなる。

つまり、初日は朝11時に乗車して往復で2回利用し、2日目は24時間後の朝11時までに乗車すればいいので、合計3回乗車できることになる。これなら390円×3日=1,170円(IC運賃は388円×3回=1,164円)となり、通常より運賃が270円ほど安くなるわけだ。

利用条件はかなり厳しいが、コミケットに2日間参加するなら24時間券を使うことで、お得になる場合もあることは覚えておきたい。

■24時間券でコミケットに2日間参加する場合(新橋スタート)
・新橋→東京ビッグサイト 390円(IC運賃は388円)
・初日は11時出発で往復利用390円×2=780円
・2日目は11時までに出発して行きのみ390円
合計1,170円(IC運賃は1,164円)
※24時間券を買ったほうが270円お得!

●ゆりかもめ「24時間券の紹介」→こちら

「お台場-有明快遊パス」は湾岸エリア宿泊者におすすめ!

ゆりかもめには乗降エリアを限定した「お台場-有明快遊パス」もある。価格は1日乗り放題で500円と格安だ。ただし、利用できるのは「有明テニスの森-お台場海浜公園」間だけで、始発となる新橋や豊洲は範囲外となる。そのため、利用してお得になる人は限られるのだ。

ゆりかもめ お台場-有明快遊パス コミケ 湾岸エリア

こちらがお台場-有明快遊パス。チケットに描かれた路線図にあるように、お台場海浜公園-有明テニスの森間が500円で乗り放題となる(画像はゆりかもめ公式サイトより転載)

たとえば、地方からコミケットに参加して、お台場海浜公園-有明テニスの森間にあるホテルに宿泊し、コミケットの翌日に湾岸地区の施設を巡りたい人が利用するのにちょうどいい。

自動券売機で買えるのは「お台場海浜公園駅」「台場駅」「東京国際クルーズターミナル駅」「テレコムセンター駅」「青海駅」「東京ビッグサイト駅」「有明駅」「有明テニスの森駅」のみ。

ゆりかもめの駅事務室で販売するのは「新橋駅」「豊洲駅」駅務室のみで、臨海エリア内のフジテレビ7階のフジテレビショップ「フジさん」でも購入可能だ。有効期限は発売当日1日限り。

●ゆりかもめ「お台場-有明快遊パス」→こちら

新型コロナウイルスの感染対策だけは忘れずに!

いかがだろうか? 地方からコミケットに参加したついでに、ゆりかもめで湾岸エリアの施設を巡るなら、1日乗車券を利用するとお得になることがお分かりいただけたと思う。

ただし、C101開催時に新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染状況が収まっているとは考えにくい。

コミケ公式サイトでは、コミケット参加前後の行動について「コミケット参加日前後の会食・打ち上げ・懇親会等は、感染の拡大状況、感染時のリスク等を踏まえ、実施の可否を判断して下さい」

また、「会食・打ち上げ・懇親会等を行う際は、感染防止策(座席の間隔、マスク着用の推奨、手指消毒・換気の徹底)が講じられている店舗を利用するとともに、政府が示す感染症対策を講じるようお願いします」と注意喚起している。

コミケット参加前後に他の施設を訪れる場合は、くれぐれもマスク着用と手指消毒等を徹底し、新型コロナウイルス等の感染に注意してほしい。

(文=いしばしいちろう)
イメージ写真はゆりかもめ公式サイトより転載

@yurikamome_info
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