今後「ゲームするなら日本酒」が流行る!?ゲーミング日本酒「GAMING RAINBOW」の試飲&ゲームイベントが8月27日に秋葉原で開催!

公開日:2022年8月24日 更新日:2022年8月23日

エナジードリンクメーカーがe-Sportsの大会やプロゲーマーのスポンサーになっていることは多いが、SakeBottlers株式会社から新たに「ゲームをしながら日本酒を飲む」という提案が行われている。それが、ゲーミング日本酒「GAMING RAINBOW」だ。この試みはクラウドファウンディングにて427万円もの支援を集め大きな話題となり、2022年8月27日には「GAMING RAINBOW」の試飲&ゲームイベントが開催されることになった。そこで今回は、ゲーミング日本酒「GAMING RAINBOW」の詳細とゲームイベントについてお伝えしよう。

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ゲーミング日本酒「GAMING RAINBOW」を試飲しながらゲームを楽しめるイベントを秋葉原で開催!

SakeBottolers株式会社が、「ゲームをしながら日本酒を飲む」ための日本酒ボトル缶「GAMING RAINBOW」(180ml)の発売に際してクラウドファウンディングにて先行販売を開始したところ、予定額の100万を大幅に上回る427万円を超える支援が集まった。

このゲーミング日本酒を発売しているSakeBottlers株式会社の代表である鈴木将之氏は、過去に格闘ゲームの大会で結果を残したり自身でゲーム大会を主催するなど、大のゲーム好き、かつ日本酒好きとして有名な人物であった。

そんな鈴木氏が2021年1月に設立したのがSakeBottlers株式会社であり、このたび「ゲームをしながら飲む日本酒」として「GAMING RAINBOW」を開発したというわけだ。

鈴木氏の体験として「友人と一緒に飲みながら徹夜でゲームをしたり、ほろ酔いながらゲームをして失敗したりしたけども楽しかった記憶」があり、「オンラインでも同じお酒を飲んでいたり、ほろ酔いで配信をみたり、そしてまたみんなが集まって飲みながらゲームができることを期待して、ゲーム中に飲む日本酒を企画」したとのこと。

そんな「GAMING RAINBOW」を試飲しながらゲームを楽しめるイベントが、2022年8月27日(土)に、秋葉原の「eXeField Akiba」にて開催される。入場時に「GAMING RAINBOW」(180ml)1本が提供され、それを飲みながらプロゲーマー仕様のハイスペックパソコンでゲームをしたり非電源ゲームのカードゲームやジグソーパズルで遊べるという。もちろん、日本酒の提供ということもあり、20歳未満は参加できない点は注意したい。

ゲーミング日本酒 GAMING RAINBOW e-sports

ゲーミング日本酒「GAMING RAINBOW」を飲みながらみんなでわいわいとゲームを楽しめるイベントが8月27日に秋葉原で開催される。パソコンでのゲームだけではなく、人狼ゲームやカードゲームといったみんなで遊べるアナログゲームのほか、1人で楽しめるジグソーパズルなども用意されるそうだ(画像はSakeBottlers株式会社提供)

■概要
日程:2022年8月27日(土)14:00~20:00
会場:eXeField Akiba
〒101-0021 東京都千代田区外神田4丁目14−1 秋葉原UDX4F LIFORK AKIHABARA内
(JR 山手線 / 総武・中央線 / 京浜東北線「秋葉原駅」電気街口徒歩3分)
参加費:無料
イベント会場での上限人数:30人(先着順、入退場自由)

■イベント内容
入場時にゲーミング日本酒を1本提供。各種ゲームを用意しております。ゲーミング日本酒を飲みながらご自由にお楽しみください!
・ハイスペックの最新設備でプロ並みのゲームプレイが可能です。ゲーミングパソコンとゲーミング用の椅子のおかげで長時間のプレイも快適です。スタッフにお願いすれば、マウスやヘッドセットなどの機材を好みのタイプに交換できます。
・ボードゲーム、カードゲーム等の持ち込みも可能です。(カードゲームはゲーミング日本酒イラストのゲームマットで遊べます)
・ゲーミング日本酒の購入が可能です。(正式販売は2022年9月中旬を予定)
・ゲーミング日本酒のクラウドファンディングで作成した各種グッズの展示、販売があります。

■準備しているゲーム
・Steamにて対戦ゲーム等、数種類(アーケードコントローラー持ち込み、レンタル可能)
・蔵咲(日本酒蔵経営ゲーム)
・神さま日本酒でございます(カードゲーム)
・人狼
・ジグソーパズル(西村キヌver)

■入場と運営について
当日eXeField Akibaは通常営業していますのでどなたでも参加いただけますが、下記にあてはまる方は参加をお控えくださいますようお願いいたします。また、人数制限の可能性もありますことをご了承ください。
・発熱等の風邪症状が見られる方
・ご自身だけでなくご家族等が新型コロナウイルスに罹患した場合並びに発熱等の風邪症状が見られる方
・過去10日間以内に発熱や感冒症状で受診や服薬等をした方
・感染拡大している地域や国への訪問歴が 14 日以内にある方
※入場時には、サーモグラフィーや非接触体温計などでの体温測定をいたします。発熱症状が認められた場合は、入場をお断りさせていただきます。また、当日は【マスクの着用を必須】とさせていただきます。着用がない場合は、入場をお断りいたしますので予めご了承ください。また、関係者、運営スタッフもマスクを着用いたします。会場には飲食物の持ち込みはご遠慮いただいております。

●eXeField Akiba公式サイト→コチラ

ゲーミング日本酒「GAMING RAINBOW」とは?

ゲーミング日本酒「GAMING RAINBOW」は、SakeBottolers株式会社が開発したゲーム全般(ビデオ、ボード、カード等ゲーム全て)をしながら楽しめる日本酒であり、「ゲームをしながら日本酒を飲む」というカルチャーを作る(あるいは改めて思い出す)ためのお酒。

ゲームプレイヤーにとってゲーム中に飲むものといえばエナジードリンクを思い出す人も多いだろう。実際、e-Sportsではエナジードリンクメーカーがスポンサーとなっている場合も多く、有名プレイヤーが配信中にエナジードリンクを飲んでいるシーンを多く見かける。

しかし、20代~30代のゲームプレイヤーにヒアリングをしたところ、家でのゲーム中に缶ビールや酎ハイを飲むことがあると回答した人は60%もあり、エナジードリンクを飲んでいる人はわずか17%しかいなかったそうだ。

ラベルにはゲームプレイヤーにとっては馴染み深い西村キヌ氏とMika Pikazo氏のイラストを採用しており、ここにもゲームに対してのこだわりを感じられる。

■西村キヌ
1991年(株)カプコン入社。デザイン室立ち上げ時からのメンバーとなる。『ストリートファイター』シリーズなど多くの販促イラストを担当。2008年よりフリーに。アニメ『オーバーマン キングゲイナー』『天狼 sirius the jaeger』『Gのレコンギスタ』や、ゲーム『極限脱出シリーズ』『CODE OF PRINCESS』『カルドセプト リボルト』のほか、舞台『龍よ、狼と踊れ』などを手がける。

西村キヌ ゲーミング日本酒 GAMING RAINBOW

西村キヌ氏は、元々カプコンの写真で、数々のゲームイラストを手掛けている。2008年からフリーとなって活躍中(画像はSakeBottlers株式会社提供)

●西村キヌ氏デザインのラベルイラスト
ゲーミング日本酒 GAMING RAINBOW 西村キヌ イラスト

西村キヌ氏の代表作は『ストリートファイター』シリーズや『Vampire』シリーズといったカプコンの名作格闘ゲームのイラスト。ゲーマーなら一度は目にしたことがあるはずだ(画像はSakeBottlers株式会社提供)

■Mika Pikazo
2017年に誕生したバーチャルYouTuber「輝夜月」のキャラクターデザインをはじめ、2018年8月に開催された世界初のVRライブ「輝夜月LIVE@Zepp VR」のアートディレクション、VOCALOID「初音ミク」の総合的なライブ・展示イベントである「マジカルミライ2018」のメインビジュアル・衣装デザイン、KAGOME企画「ナポリたん」「ミート総帥」等のキャラクターデザイン、「Fate/Grand Order」ゲーム内イラスト、人気ライトノベルの装画、CDジャケットなど、幅広いジャンル、数々の作品でアートワークを手がける。

ゲーミング日本酒 GAMING RAINBOW Mika Pikazo

Mika Pikazo氏はVocaloid好きな人やソシャゲプレイヤーにとっては馴染み深いイラストレーターだ(画像はSakeBottlers株式会社提供)

●Mika Pikazo氏デザインのラベルイラスト
ゲーミング日本酒 GAMING RAINBOW Mika Pikazo イラスト

Mika Pikazo氏は、初音ミクのイベント「マジカルミライ2018」ではメインビジュアルを描いていることでも有名だ(画像はSakeBottlers株式会社提供)

「GAMING RAINBOW」を醸造する土田酒造とは?

土田酒造は群馬県川場村という小さな村に拠点を構える1907年創業の老舗酒造。115年の歴史を持ち、現在は創業者から数えて6代目が当主を務めている。関東にある酒蔵の中で唯一「名誉賞」を受賞した酒蔵だそうだ。

この名誉賞は戦前に行われていた日本酒の品評会に連続で入賞した酒蔵だけに送られる賞のこと。当時は現在の5倍以上も酒蔵があったそうで、連続で入賞できた酒造は日本でも数少ないという。

江戸時代から続く伝統的な「菌や微生物を活用した生酛(きもと)造り」という手法を今でも採用しており、添加物を一切加えない蔵の菌に頼った造りをしている。

そんな土田酒造の日本酒だからこそというのもあるが、実はもうひとつゲーミング日本酒を土田酒造に依頼した大きな理由がある。それは、現社長の土田祐士氏がかつて株式会社カプコンに勤務していたという事実である。そんな土田酒造だからこそゲームプレイ中に飲むのにピッタリな日本酒を開発することに成功したのだろう。

甘み、力強さや伸びがありつつもキレがある味わいで、一言で言い表すなら「しゃがみ大パンチ」なんだとか。必殺技では味が強すぎて飽きてしまうため、通常技であることが大切と判断したそうだ。

ゲーミング日本酒 GAMING RAINBOW 土田酒造

現代の機械設備にて江戸時代から続く伝統的な製法を貫いている。その技術を生かしてスキンケア商品や食品なども展開している(画像はSakeBottlers株式会社提供)

一般販売はまだ先となってしまう「GAMING RAINBOW」を一足早く味わいたい人は、是非8月27日に秋葉原「eXeField Akiba」に足を運んで、イベントに参加してみよう!

●土田酒造の公式サイト→コチラ

●SakeBottlers株式会社の公式サイト→コチラ

(文=尾崎貴也)
イメージ画像はSakeBottlers株式会社提供