置き配を利用するなら盗難対策も必須!?ヤマト運輸が宅急便や宅急便コンパクトの置き配を24年6月10日から開始 ー クロネコメンバーズなら指定可能に!
ヤマト運輸は、宅急便や宅急便コンパクトの荷物を玄関先に置いて受け取れるサービス「置き配」を24年6月10日から開始する。以前からAmazonなど一部のネット通販で購入した場合は、ユーザーが指定すれば利用できた置き配だが、今後はクロネコメンバーズなら一般的な宅急便でも利用可能となる。そこで今回は、ヤマト運輸で新たに始まる置き配の利用方法や注意点について解説しよう。
新たに始まるヤマト運輸の置き配ってどうやって使えばいいの?
ネットショップでグッズや同人誌などを大量に購入したときや、コミケットで購入した大量の同人誌などは、ヤマト運輸の宅急便を使って自宅に配送してもらうことも多いだろう。
そのようななか、ヤマト運輸の宅急便が2024年6月10日より「宅急便」「宅急便コンパクト」の置き配をサービス開始すると発表した。
●ヤマト運輸「2024年6月10日(月)から個人向け会員サービス「クロネコメンバーズ」の会員を対象に「宅急便」「宅急便コンパクト」の「置き配」での受け取りを可能に」は→こちら
置き配といえばAmazonで購入した商品などではお馴染みだが、これは受取人が家に居なくても玄関先などに荷物を置いていってくれるサービス。
これまでも、ヤマト運輸ではAmazonなど一部ネット通販で購入した物品の配達、もしくは家に受取人がいてインターホンで直接やりとりをした場合は置き配に対応していた。
しかし、24年6月10日からは一般的な「宅急便」と「宅急便コンパクト」において、ユーザーが申請すればネット通販ではない荷物でも置き配をしてもらえるようになるというわけだ。
ただし、ヤマト運輸で置き配を利用するには無料で会員登録できるヤマト運輸の「クロネコメンバーズ」に加入している必要がある。今後、宅急便で置き配を利用したいのであれば、早めにクロネコメンバーズに加入しておきたい。
●クロネコメンバーズ(公式サイト)→こちら
ヤマト運輸でスタートする置き配は、クロネコメンバーズサイトでログインして「受け取り日時・方法を変更する」から依頼できる。その利用方法についてもこのあと解説しよう。
■ヤマト運輸の置き配について
【開始日】2024年6月10日(月)
【対象商品】宅急便/宅急便コンパクト
【置き配指定場所】
●ヤマト運輸の置き配を利用する流れ
ヤマト運輸の置き配は、クロネコメンバーズに会員登録してすることで利用可能になる。WebブラウザからログインすればOKなのでわざわざ専用アプリをダウンロードする必要もない。パソコンやスマホから簡単に指定できるのが魅力だ。また、配達が完了したらどのように置いてあるのかを、写真で送ってくれるサービスもあるぞ。
置き配を依頼した荷物が盗まれた場合の対処方法と事前対策は?
置き配サービスは、忙しい社会人にとっては非常にありがたいサービスだが、玄関前や自転車のかごに置いてもらった場合は、どうしても盗難の心配があるだろう。だが、ヤマト運輸では万一の事態に備えた補償サービスも用意されている。
ヤマト運輸の「よくある質問」ページで確認すると、荷物の紛失・破損に対する補償は宅急便1個につき30万円まで、宅急便コンパクトは1個につき3万円までと記載されているのだ。
ただし、補償されるのはヤマト運輸側に落ち度があった場合が前提となる。24年6月10日からスタートする置き配の場合、ヤマト運輸側で個別に相談に応じるとのことだが、法律的には本来補償をする義務はないという。もし盗まれてしまった後でヤマト運輸に相談しても、最悪の場合は補償されない可能性もあることは覚えておこう。
万一、置き配で盗難被害に遭ってしまった場合には、警察に被害届を出したうえでヤマト運輸の窓口に相談をするのがベストだ。また、監視カメラがあるなら、警察を通して監視カメラの所有者に開示請求することもできる。
もちろん、置き配を利用するなら盗難被害に遭わないように、自宅玄関に宅配ボックスを設置するなどの対策も必要となるだろう。宅配ボックスであれば盗難被害をある程度は防げるし、にわか雨や突風などに見舞われても荷物を守ることもできる。
Amazonなどで探せば意外と安く手に入るので、置き配を利用するならぜひ宅配ボックスの導入も検討してほしい。
イメージ画像はヤマト運輸のニュースリリースより引用
編集・ライター。アーケードゲーム月刊誌と書籍、トレーディングカードゲーム雑誌の編集を経て、現在はライフスタイル系、オタク向け、オーディオ関連など多ジャンルの書籍に関わっている。趣味は広く手を出しているが、現在はトレーディングカードとオーディオ、VTuber動画視聴がメイン。新人VTuberを毎日チェックするのが楽しみ。コミックマーケットは晴海時代に参加していたが、一時期離脱していて最近また復帰している。