桜の名所を「桜ミク」で盛り上げよう!弘前 と 函館が「桜ミク」と観光コラボキャンペーンを実施!ー 23年4月20日より

公開日:2023年3月11日 更新日:2023年3月11日

クリプトン・フューチャー・メディアのボーカロイド「初音ミク」の桜バージョン”桜ミク”と、桜で有名な弘前と函館がコラボして、2023年4月20日~5月31日の期間内に「ひろはこ春の観光キャンペーン」を実施することになった。今回は、弘前市と函館市で開催される桜ミクキャンぺーンの詳しい内容を紹介していこう。

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2023年の春は、弘前市と函館市でのイベントや「桜ミク」イラストコンテストで桜の名所が盛り上がる!

クリプトン・フューチャー・メディアのボーカロイド「初音ミク」は、これまでボーカロイドという枠を超えてさまざまな分野で活躍してきた。たとえば、北海道さっぽろ雪まつりの”雪ミク”や、GOODSMILE RACINGというレースチームにおけるプロジェクト”レーシングミク”などは皆さんよくご存じだろう。

また、初音ミクには桜バージョンの”桜ミク”もあるが、2023年4月20日~5月31日の間、桜の名所として有名な「弘前」と「函館」とが桜ミクとコラボして、観光誘致を目的としたキャンペーン「ひろはこ春の観光キャンペーン」を実施することになった。果たしてどのような内容のコラボイベントになるのだろうか?

●ひろはこ春の観光キャンペーン公式サイト→こちら

(ひろはこ〈公式〉Twitterより)

現状では、ひろはこ春の観光キャンペーンの具体的な企画内容や日時の告知は発表されていないものの、アプリ「ミクナビ」を利用したデジタルチェックインラリーや、観光施設へのポスター掲出などが予定されているので、まずはその一部を紹介しよう。

桜ミク×ひろはこ メインビジュアル

こちらが桜ミクのメインビジュアル。桜の名所として有名な弘前公園と函館五稜郭が描かれている。2枚並べるとつながるようにデザインされているのが美しい(画像はクリプトン・フューチャー・メディア株式会社より提供)

桜ミク×ひろはこ デフォルメキャラ

もちろん、桜ミクのデフォルメキャラクターも用意されており、それぞれの特産品や観光地、文化などがモチーフとなっている。函館は塩ラーメンや土偶、弘前はりんごや三味線などがモチーフとなっている(画像はクリプトン・フューチャー・メディア株式会社より提供)

桜ミク×ひろはこ 応援イラスト

こちらは桜ミクのサブビジュアル。左から「旧制弘前高校外国人教師館(弘大カフェ)」、「旧紺屋町消防屯所」、「函館公園」、「大三坂」の風景となっている(画像はクリプトン・フューチャー・メディア株式会社より提供)

ひろはこ春の観光キャンペーン概要
【開催期間】2023年4月20日から2023年5月31日
【場所】弘前市、函館市周辺
【内容】
・桜ミクコラボポスター制作と観光施設等への掲出
・桜ミクイラストの展示イベント開催
・桜ミクフォトスポットパネルの制作と設置
・アプリ「ミクナビ」を活用したデジタルチェックインラリーの開催
・ひろはこ春の観光キャンペーンテーマソングの制作と観光施設等での放送
・桜ミクによる歓迎アナウンス制作と観光施設等での放送
・スマホを活用したAR「桜ミク」キャラクターとの写真撮影 など
●ミクナビ公式サイト→こちら

 

また、ひろはこ春の観光キャンペーンでは「桜ミク×弘前」「桜ミク×函館」というテーマでイラストコンテストが開催されており、イラストの募集期間は2023年3月7日17:00から4月3日17:00までとなっている。

応募イラストは現地観光施設への展示や、アフターレポート動画に採用されるので、腕に覚えのある人はぜひとも参加してみてほしい。なお、応募についての規約などについては下記サイトで確認できる。

●Piapro「桜ミク」×「ひろはこ」イラスト募集!公式サイト→こちら

ひろはこ春の観光キャンペーン・イラストコンテスト概要
【募集期間】2023年3月7日17:00から4月3日17:00
【募集テーマ】「桜ミク×弘前」「桜ミク×函館」
【結果発表】2023年4月
【受賞内容】弘前市及び函館市の観光施設への展示/令和5年夏頃に制作予定のアフターレポート動画に採用

 

ちなみに、「桜ミク」は、初音ミクの桜バージョンとしてファンアートから生まれたキャラクター。古くは2008年頃から確認されているが、初音ミクがピンクを基調とした髪色や衣装になっている。

その後、2011年には「初音ミク ライブパーティー 2011 -39’s LIVE IN TOKYO-」の来場者特典として「ねんどろいどぷらす 初音ミク 桜バージョン チャーム」が公開され、ファンアートから公式に認められた形となっている。

また、桜ミクがファンアート出身ということもあり、衣装や装飾などの定義は薄く自由な発想でクリエイターたちが描いているのも特徴的だ。

なお、弘前と桜ミクは2018年からコラボを行っており、弘前と桜ミクの関係は長く続いている。筆者が2019年7月に弘前を訪れたときには、すでに2020年の桜まつりコラボの看板が駅に掲げられていた。これを見ても弘前市の思い入れの強さが分かるだろう。

桜ミク 弘前 2019

こちらは弘前駅の壁に大きく掲げられた「2020年弘前さくらまつり」の告知看板(画像は筆者が2019年7月に撮影したもの)

桜ミク 弘前 2019 看板

こちらは弘前駅構内の観光案内所前に設置されていた看板。デフォルメキャラが可愛いが、右のキャラは弘前城築城400年記念で制作された「たか丸くん」だ(画像は筆者が2019年7月に撮影したもの)

© 公益社団法人 弘前観光コンベンション協会 © Crypton Future Media, INC.

(文=西澤浩一)
イメージ写真はクリプトン・フューチャー・メディア株式会社より提供
筆者プロフィール
西澤浩一
編集・ライター。アニメやゲーム、ニコニコ動画関連書籍の編集に携わり、今ではオーディオ、生活雑貨、マネーなどさまざまなジャンルに手を広げている。コミックマーケットには一般・サークルでの参加経験あり。趣味はゲーム、マンガはもちろん映画鑑賞も。一人旅も好きで移動方法は主に鉄道(乗り鉄)である。