新幹線や特急にも乗れるお得なフリー切符!「鉄道開業150年記念 JR東日本パス」で行くおすすめアニメ聖地7選【切符購入編】

公開日:2022年10月13日 更新日:2022年10月13日

1872年(明治2年)に鉄道の旅客運行が開業してから、今年で150周年を迎えるのをご存じだろうか? それを記念して、JR東日本から超豪華なフリー切符「鉄道開業150年記念 JR東日本パス」が発売されている。そこでここでは、フリー切符を使って行くことができる筆者おすすめのアニメ聖地7カ所を紹介するが、その前に今回はフリー切符の購入方法や利用方法などを解説しよう。

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新幹線も特急も三セクも乗り放題! 超豪華JR東日本フリー切符でアニメ聖地を巡ろう

1872年(明治2年)、東京の新橋(現在の汐留)駅から横浜駅まで日本初の旅客用鉄道事業が開始された。当時は丸1日かけて行くしかなかった東京-横浜間を日帰りできる距離に縮め、明治維新後の文明開化を目に見える形で実現したのだ。

そこから150年、JR東日本から“鉄道開業150周年”を記念した特別な切符が発売されている。それが「鉄道開業150年記念 JR東日本パス」だ。価格は大人2万2150円(税込)で、東日本地域を自由に乗り降りできるフリー切符となっている。

そこで、本日はこのフリー切符の基本的な購入方法や使い方などを紹介するとともに、明日東日本にあるアニメの聖地を巡ってみる旅に出かけることを提案したいと思う。明日の後編記事もお楽しみに!

まずは「150年記念パス」の購入場所・乗れる列車・使える範囲を確認しよう

「鉄道開業150年記念 JR東日本パス」(以下150年記念パス)は、いわゆる乗り放題のフリー切符で、利用可能範囲であればどこで乗り降りしてもいい。価格は大人2万2150円、子ども1万150円で、連続した3日間利用可能となっている。

ただし、この150年記念パスはみどりの窓口では販売されておらず、JR東日本が運営する公式サイト「えきねっと」でのみ販売されている点には注意したい。ちなみに、えきねっとで購入した切符の発券は、JR東日本の指定席券売機で発券することができるぞ。

●「えきねっと」公式サイト→こちら

次に注意する点は「利用範囲」「乗れる列車の種類」「利用可能期間」の3点だ。ここを間違えるとムダな費用がかかるので、しっかり押さえておきたい。

■鉄道開業150年記念 JR東日本パス(価格&利用期間)

価格:大人2万2150円、子ども1万150円(税込)
利用可能人数:1人
発売期間:2022年9月14日~10月22日
利用期間:2022年10月14日~10月27日のうち連続した3日間(最終利用開始日は2022年10月25日)

まず、発売期間は2022年10月22日までで、利用可能期間は意外と短く10月27日までの連続した3日間となっている。

利用範囲はかなり広く、JR東日本管轄路線と一部の第三セクター(三セク)路線も設定されている。下の画像を見れば分かるが、東北地方と新潟、南は静岡の下田まで範囲に入っている。さらに、新幹線も東京から上越妙高、新潟、新庄、秋田、新青森まですべて範囲内になっているのがうれしい。

さすが150周年記念切符! 北は青森、西は新潟から南は下田まで、JR以外の多くの三セク路線にも乗り入れが可能となっている(画像は「えきねっとおトクなきっぷ」から転載)

気になる列車の種類については、JRの列車は乗車券と特急券の組み合わせになり、大きく分けると「普通列車」「特急」「新幹線」の3種類となっている。150年記念パスはこの3種類すべてに乗車可能だが、それぞれ細かく利用条件が異なっているので、事前にしっかり確認しておこう。

■鉄道開業150年記念 JR東日本パスで利用できる列車

新幹線
・自由席は乗り放題
・特急の指定を含め、4回まで指定席を取得可能
(5回目以降は新幹線指定券を購入すれば利用可能)
・グリーン車は別途グリーン券が必要
特急
・自由席は乗り放題
・新幹線の指定を含め、4回まで指定席を取得可能
(5回目以降は特急券指定券を購入すれば利用可能)
・グリーン車は別途グリーン券が必要
普通列車
・普通車両は乗り放題
・指定席は、新幹線、特急含め4回まで取得可能
(5回目以降は指定券を購入すれば利用可能)
・グリーン車は別途グリーン券が必要

150年記念パスには、新幹線や特急の区別なく指定席も4回分までの料金も含まれている。さらに自由席であれば新幹線や特急なども含め、どの列車も乗り放題となるため、お一人様の旅に向いていると言えるだろう。

ちなみに、全席指定の新幹線に乗車する場合は「立ち乗り」という区分になり、指定席1回分を消費する点は注意したい。

明日は150年記念パスを利用した、筆者おすすめのアニメ聖地7カ所を紹介していこう。乞うご期待!

(文=西澤浩一)
イメージ写真は「JR東日本」公式サイトより転載