2022年8月13日、ついに記念すべき第100回コミケ(C100)が開催された。コミケPlus編集部も全力で会場の熱気を伝えようと取材に入ったが、初日はいきなり台風が直撃するなど波乱のスタートとなった。そこで今回は、まず、東地区への入場ルートを振り返ってみよう。
C100の1日目(8月13日)は台風8号が直撃!
コロナ禍の影響が残るなか、2022年8月13日、東京ビッグサイトにおいて第100回コミケ(C100)が開催された。コミケPlus編集部でも万全の体制で取材に向かった。
3年ぶりとなる夏コミは猛暑が心配されたが、この日はなんと台風8号がお昼ごろに東京を直撃する予報である。しかし、午前中は時おり青空が見えるほど天気がよく、「本当に台風が来るのだろうか?」と訝しむ雰囲気もあった。
ところが、11時を過ぎると急激に雨雲が広がり11時10分ごろにはゲリラ雷雨のようにな状況になったのである。やはり、夏コミは暑さ対策だけでなく雨対策も必須であることを痛感させられる。
8月13日、午前8時30分時点での東京ビッグサイトの空模様。青空も覗いているが、この2時間半後には台風が直撃することに……(写真はコミケPlus編集部撮影)
C100の東地区の入場受付は前回の新C99同様、東7ホールとなっていた。りんかい線「国際展示場」駅からはロータリーを超えたところで左に曲がり、東7ホール奥から入場するルート。ゆりかもめ「東京ビッグサイト」駅からは一旦道路に降りて東7ホールを目指すことになる。
りんかい線「国際展示場」を出て左には行けない。かならず右手に出てイーストプロムナードをビッグサイト方向へ向かう。ちなみに、西・南方面はそのまま真っすぐやぐら橋を上がる(写真はコミケPlus編集部撮影)
有料チケットは入場時間帯が決められているので、イーストプロムナードでは、同じ時間帯に入場する人を集めて待機列を形成している様子も見られた。ちなみに、東地区の入場ルートに関しては、ほぼコミケPlus Vol.17で予想した通りであった。
イーストプロムナードではちょうど東地区の「E」枠の待機列が形成されていた。このあと、画面奥のロータリ横からみんな揃って東7ホール方面に向かう(写真はコミケPlus編集部撮影)
東7ホールの前では入場前に有料チケットを持っているか確認が行われ、その後入場受付では体温測定、チケットと身分証明書の確認、リストバンドの配布が行われていた(写真はコミケPlus編集部撮影)
こちらは東地区の入場受付(7-A)入口の様子。マスクのお願いポップがかわいらしい。今回、屋内ではマスクを着用するルールになっていた(写真はコミケPlus編集部撮影)
入場受付では体温チェックが実施されていた。37.5℃以上あると、残念ながら入場はできない(写真はコミケPlus編集部撮影)
今回はチケットの転売防止の意味もあり、しっかり身分証明書の確認が行われており、なかには身分証明書を忘れて、入場できない人もいたようだ(写真はコミケPlus編集部撮影)
リストバンドを受け取ったら、腕に付けて東7ホールを出て東駐車場に並ぶことになる(写真はコミケPlus編集部撮影)
後ろに見えるのが東7ホール。11時前には曇がかなり厚くなってきたのが確認できる(写真はコミケPlus編集部撮影)
東駐車場の待機列。ここは日差しや雨を遮るものが何もないので、夏・冬とも過酷な環境となりやすい(写真はコミケPlus編集部撮影)
東駐車場11時1分頃の様子。雨具を出している人はほとんどいないのが分かる(写真はコミケPlus編集部撮影)
入場時間が来ると、東8ホールをグルっと回って東6・東3入口から入場することになるが、今回は11時過ぎから急速に曇が厚くなり11時10分ごろにはゲリラ雷雨のような暴風雨となった。
このとき、筆者はたまたま東8ホール内にいたため、難を逃れることができたが、東駐車場にいた多くの一般参加者はとても傘では防げないほどの大雨に晒されてしまい、本当にかわいそうだった。やはりこのような豪雨ではカッパがないとズブ濡れになってしまうことを痛感させられる。
筆者は東8ホール内にいたので正確な時間は不明だが、11時10分ごろには突然豪雨が襲ってきた。東駐車場に並んでいた人の話によると、雨は本当に突然振り出したようで、雨具を用意する暇もなくズブ濡れになったそうだ。(写真はコミケPlus編集部撮影)
その後は、風もかなり強くなり折りたたみ傘が壊れそうになっている。やはりカッパまで用意していた人は少なかった(写真はコミケPlus編集部撮影)
こちらは東8ホール横から左に曲がって東6・3ホールに入場する待機列の様子。時間は11時20分ごろ(写真はコミケPlus編集部撮影)
東6・3ホール前の様子。カッパを着ていた人でさえ足元はズブ濡れになるほど(写真はコミケPlus編集部撮影)
こちらは西・南方面へ向かう一般参加者の様子。時間は11時35分ごろ。ブリッジを傘をさしながら2Fから4Fに上がるはけっこうしんどい(写真はコミケPlus編集部撮影)
西展示棟4Fの屋上展示場の様子。時間は11時45分ごろ。こちらも天井がない吹きっさらしの場所なので傘だけでは厳しい感じだ(写真はコミケPlus編集部撮影)
いかがだろうか? コミケPlusは年に2冊しか出版されないので、アフターレポートはいつも半年後になっていた。しかも、誌面の都合で日の目を見ない写真もかなりあるが、Webサイトなら思う存分に紹介できることになった。
それにしても今回のような暴風雨があると、やはり夏コミは暑さ対策だけでなくイザというときの雨対策も重要だということが再認識される。次回の夏コミのときはこの教訓を忘れないようにしたいものだ。
(文=いしばしいちろう)
イメージ写真はコミケPlus編集部提供