数多くのクリエイターやユーザーに信頼されてきた秘密とは?24年3月に「ファンティア」のユーザー数が1,300万人を突破! どうしてここまでクリエーターに支持された?

公開日:2024年3月30日 更新日:2024年3月29日

24年3月27日、虎の穴グループのクリエイター支援プラットフォーム「ファンティア」が、登録累計ユーザー数1,300万人を突破した。ファンティアといえば、クリエイターが自身の作品を発表できる場として注目されているが、いったいどうしてここまでユーザーに支持されてきたのか? 過去の施策を振り返ってみよう。

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「ファンティア」ではダッシュボードやFantia Marketなど、クリエイターやユーザーが使いやすい機能を充実させてきた!

「ファンティア」は、株式会社虎の穴が運営しているクリエイター支援プラットフォーム。登録したクリエイターが自由に作品を発表できる場として16年5月にサービスを開始して以来、順調に登録累計ユーザー数を伸ばし、ついに24年3月には1,300万人を突破した。

ファンティアといえば、クリエイター側はイラスト・漫画・小説・コスプレ・音楽・映像作品などの作品を発表し、それを見たファンがクリエイターを支援できる。そしてお互いの交流の場としても活用されている。

●ファンティア(公式)は→こちら

今回のファンティアが発表した資料によると、23年度の流通総額は前年度比130%増の160億円に達し、さらには23年10月からサービスを開始した「Fantia Market」では取扱商品数がすでに21万件を突破しているという。

クリエイターとして作品を発表する場を探している人も、高いクオリティの作品を見てみたいという視聴者も、まずはファンティアをチェックしてみるといいだろう。

実は、ファンティアでは23年10月から数々の有益な機能を実装しており、そうした施策によってユーザーがさらに増改していることが分かる。

ファンティアでは、今後も新機能の実装やユーザビリティの改善を公約しており、登録累計ユーザーはさらに増えていくと思われる。

それにしても、どうしてそこまでファンティアがクリエイターやユーザーに支持され続けているか? このあと、過去半年間に実施された施策の数々を紹介していこう。

◆ファンティア登録累計ユーザー数の推移

【20年5月】100万人突破
【21年8月 】500万人突破
【23年4月】1,000万人突破
【24年3月】1,300万人突破

FANTIA とらのあな ファンティア

こちらはファンティアの登録累計ユーザー数の推移。サービス開始時から順調に登録ユーザー数を伸ばしているが、ここ数年で急速に増加しているのが分かる(画像は株式会社虎の穴提供)

■クリエイターダッシュボード機能 ― 23年10月10日リリース

「クリエイターダッシュボード機能」は23年10月にリリース。これによってクリエイター自身が投稿した作品についてお気に入り登録された件数やリアクション数、コメント数などをチェックできるようになった。

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クリエイターダッシュボード機能は多くのクリエイターたちが望んでいた機能。自身の作品の評判が分かるとあってかなり好評だった(画像は株式会社虎の穴より提供)

■有料プランのギフト機能 ― 23年10月27日リリース

「有料プランのギフト機能」は、クリエイターの有料プランに加入しているユーザーが未加入のユーザーに対して「有料プラン」をプレゼントするというもの。

これは、ギフトコードを生成して友だちに渡して使ってもらうと、その友だちがクリエイターの有料プランを閲覧できる仕組みになっており、自分の推しクリエイターを宣伝できることから、多くのユーザーが“推し活”の一環として使っているそうだ。

FANTIA とらのあな ファンティア

有料プランのギフト機能は、自分の推しクリエイターの素晴らしい作品をみんなに見てもらうために、いわゆる「投げ銭」感覚で宣伝ができる(画像は株式会社虎の穴より提供)

■Fantia Market― 23年10月12日リリース

クリエイターが自身の作品を気軽に販売できる改善策が「Fantia Market機能」。今まではファンティア内のファンクラブを通じてしかグッズ販売ができなかったが、Fantia Marketでは制限なく販売が可能に!

Fantia Marketではサンプル画像や動画を気軽にアップできるので、多くのユーザーに自身の作品をチェックしてもらえるため、知名度が低いクリエイターでもグッズが売れると好評だという。

FANTIA とらのあな ファンティア

Fantia Marketは手間をかけずに作品を販売できるのがポイント。購入者側にとっても未知のクリエイターの検索ができるので、新たな推しを探しやすくなっている(画像は株式会社虎の穴より提供)

■新カテゴリー「占い」の設置― 24年1月25日リリース

24年1月からは、新たなカテゴリー「占い」を設定。これにより、人気の占い師が設置したファンクラブに加入できるようになったほか、占い師に直接占いを依頼できるようになった。

ファンティアでは占いの需要が非常に高く、多くの占い師とユーザーが活用中。占いグッズや同人誌なども売れ行きが好調だそうだ。

FANTIA とらのあな ファンティア

ファンティアには、星座占いやタロット占いなど数多くの占い師が登録している。新カテゴリー「占い」が設置されたことで、近くに占い師がいないユーザーでもオンラインを通じて、人気占い師に占いを依頼できるのが助かるという声が挙がっているのだとか……(画像は株式会社虎の穴より提供)

いかがだろうか? このほかにもファンティアでは設定言語に「韓国語」を追加、ファンティア内で送られたメッセージへの返信機能、決済方法に「atone」が追加されるなど、次々と便利な機能が追加されており、クリエイターやユーザーが使いやすい環境が整備されてきたのである。

このような施策によって、24年3月にはついに登録累計ユーザー数が1,300万人を突破したわけだが、それも十分納得できるだろう。

もし、今までファンティアを使っていなかった人も、これを機会にぜひ一度チェックしてみてはいかがだろうか。

(文=尾崎貴也)
イメージ画像は株式会社虎の穴より提供
筆者プロフィール
尾崎貴也
編集・ライター。アーケードゲーム月刊誌と書籍、トレーディングカードゲーム雑誌の編集を経て、現在はライフスタイル系、オタク向け、オーディオ関連など多ジャンルの書籍に関わっている。趣味は広く手を出しているが、現在はトレーディングカードとオーディオ、VTuber動画視聴がメイン。新人VTuberを毎日チェックするのが楽しみ。コミックマーケットは晴海時代に参加していたが、一時期離脱していて最近また復帰している。