アニメの中の学園都市がここにある!【聖地巡礼】第13回 とある科学の超電磁砲の聖地 – 立川周辺を探訪!
実在する地域を舞台にしたアニメや漫画が増えてきたこともあり、数年前からファンの間では、作中に登場する地域を巡る“聖地巡礼”が定番イベントとなっている。そこで今回はKADOKAWA電撃コミックスの人気シリーズ『とある科学の超電磁砲』の聖地である「立川」周辺を紹介しよう。現在3期までアニメ化されており、数々の聖地が立川周辺にあることが分かっているぞ。
『とある』シリーズの舞台は東京の「立川」地域!
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映画やテレビの撮影が行われたロケ地巡りは、ファンの間ではかなり前から行われてきた。そこで今回紹介するのがアニメが3期まで放送されている『とある科学の超電磁砲』だ。
『とある科学の超電磁砲』は『とある魔術の禁書目録』のスピンオフ作品で、著者は鎌池和馬、イラストは冬川基、キャラクター原案は灰村キヨタカによるマンガが原作。発行はKADOKAWAの電撃コミックスで、23年3月に18巻が発売された長編作品だ。23年12月現在でも「月刊コミック電撃大王」にて連載中である。
さらに、『とある科学の超電磁砲』は2020年にアニメ3期が放送されており、未だに人気の衰えない人気作品。ストーリーは超能力が科学で解明された世界で、超能力開発が行われている巨大な学園都市が舞台となっている。
主人公の『御坂 美琴(みかさ みこと)』は、その都市で超能力者として上位3位にランキングされた常盤台中学の2年の少女。学園都市で発生するさまざまな事件に巻き込まれるが、電気を操るエレクトロマスターという能力を活かして解決していくといった内容だ。
アニメが放送されているときから、立川市とはさまざまなコラボをしており、代表例として「多摩モノレール」のラッピングに『とある科学の超電磁砲』が採用されたことを覚えている人も多いだろう。
ちなみに、ファンなら常識だが「超電磁砲」は”レールガン”、「禁書目録」は”インデックス”と読むので間違えないようにしたい。
●『とあるProject』公式ポータルサイトは→こちら
●月刊コミック電撃大王『とある科学の超電磁砲』公式サイトは→こちら
●TVアニメ『とある科学の超電磁砲』公式サイトは→こちら
●Amazonプライムビデオ『とある科学の超電磁砲』は→こちら
立川の繁華街や近隣の住宅地はマナーを守って聖地訪問を!
『とある科学の超電磁砲』の舞台となっている立川は、駅を中心とした繁華街と学生街、住宅地が広がっている地域。駅周辺は常に賑わっているが住宅地では配慮が必要となる。
とくに、学生が多いので撮影する際には配慮が必要だろう。ファンなら作品の評判を貶めないよう、十分に気を付けて聖地を楽しんでほしい。
聖地巡礼には必ず下記を遵守し、周辺住民の迷惑にならないようにしよう。
1.景観を荒らさず、環境を保つ(ゴミなどは持ち帰る)
2.立ち入り禁止&撮影禁止の場所を事前に確認し、私有地には勝手に立ち入らない
3.住宅街では騒がず静かに! 撮影も速やかに済ませること
4.写真をSNSなどにアップするときは、写っている人物にボカしをかけてプライバシーに配慮する
■JR立川駅北口
『とある科学の超電磁砲』によく登場する場所としては、JR立川駅周辺が挙げられる。なかでも街のシンボル的なモニュメントが、JR立川駅北口にある赤いデッキアーチだ。
このデッキアーチは北口のシーンで何度も登場するため、作中で記憶に残っている人も多いだろう。また、今回の『とある科学の超電磁砲』以外の作品にも登場していので、気になる人は調べてみるといい。
JR立川駅は、東京駅から中央線に乗れば約1時間で着くので、意外と遠くはない。立川で聖地巡礼した際にはぜひチェックしてほしい。
■多摩モノレール 立川北駅
『とある科学の超電磁砲』ではたびたびモノレールが登場するが、これは「多摩モノレール」がモデルとなっている。そのため、作中にはモノレール駅周辺もよく登場している。まずは「立川北」駅付近から紹介しよう。
多摩モノレールの立川北駅はJR立川駅北口からペデストリアンデッキで繋がっているため、レールとデッキの距離が非常に近いのが特徴だ。作中でも似たような位置で描かれている。
多摩モノレールの立川北駅は、JR立川駅の北口を出て左手を向くと見えるはずなので、迷うことはないだろう。
■サンサンロード
『とある科学の超電磁砲』のキービジュアルで登場するのが「サンサンロード」だ。これはモノレールと並行している幅40メートル、長さ550メールもある遊歩道で、通勤・通学はもちろん、住民の憩いの場にもなっている。
通りの真ん中にモノレールの支柱があるため、どの角度からでもレールを撮影することが可能で、ビジュアル的にも映えるスポットだ。多摩モノレールの立川北駅からデッキを降りるとサンサンロードに直通しているぞ。
■多摩緑第二住宅周辺
『とある科学の超電磁砲』の2期で、御坂 美琴のライバル「一方通行(アクセラレーター)」が作中に歩いている通りのモデルが多摩緑第二住宅周辺。官庁街にある住宅街で交通量は多いものの、人通りはそこまでない路上だ。
サンサンロードを超えて西側に向かうとたどり着くことができる。立川北駅から歩くと20分程度はかかるので、事前にルートを調べてから行くといいだろう。
■JR立川駅南口周辺
さて、JR立川駅の北口を巡ったあとは南口にも行ってみよう。JR立川駅の南口も北口同様にペデストリアンデッキとなっている。しかし、北口と比べると巨大なモニュメントもなくそこまで広くはない。
作中ではこのペデストリアンデッキに登るエスカレーターや、デッキからの風景などがよく登場している。大きな赤いアーチがない駅周辺は南口だと思って間違いないだろう。
■多摩モノレール 立川南駅周辺
『とある科学の超電磁砲』の2期で、御坂 美琴の何気ない日常風景で登場するのが多摩モノレールの立川南駅の周辺だ。
地上からデッキを側を見上げているシーンが多いので、デッキから降りて探してみると聖地を見つけやすい。JR立川駅からは南口を出てすぐ目の前に駅があるので、こちらも迷うことはない。
■立川柴崎郵便局周辺
立川柴崎郵便局周辺も『とある科学の超電磁砲』の2期に登場する聖地で、JR立川駅から徒歩3分程度でたどり着ける。
『とある魔術の禁書目録』の主人公「上条 当麻(かみじょう とうま)」と路上で会うシーンが、この立川柴崎郵便局周辺。先程の多摩モノレールの立川南駅から2ブロックほど南に行ったところで、作中でも多摩モノレール以外にはこれといって目印となるものがないので注意しよう。
■モスバーガー立川南口店周辺
御坂 美琴が夜にうろついて不良に絡まれたのが、このモスバーガー立川南口店周辺。JR立川駅から徒歩2分程度で見つけられる。
このあたりは飲み屋などが密集している繁華街で、夜になると人通りも増えてくる。路地も多く迷いやすいので、しっかりと場所を調べてから行くといいだろう。
今回の聖地巡礼はいかがだったろうか? 『ある科学の超電磁砲』は少し昔の作品だが、立川周辺のいたるところで作中に登場する学園都市のイメージを見つけることができた。
また、立川市が『ある科学の超電磁砲』とコラボをしていたこともあり、立川市民からも愛されているような雰囲気がある。たとえば、今回の取材中にも『ある科学の超電磁砲』のコラボ自動販売機を見かけたのだが、それはパチスロ「プレゴ立川店」に設置されていた。
プレゴ立川店は、デッキと繋がっている店舗2Fにコラボ自動販売機を設置しており、キャラクターのイラストが入った缶がランダムで出てくる。価格は170円と少々高めだが、筆者は思わず購入してしまった。
筆者が引き当てたのは「初春 飾利(ういはる かざり)」。中身は・御坂美琴が愛飲する「ヤシの実サイダー」をイメージしたジュースで、爽やかでスッキリとした甘さを感じられた。
現在設置されている自動販売機は全部で18カ所もあり、各自動販売機ごとにデザインが異なるようだ。下記のWebサイトから確認できるので、気になる人はコンプリートしてみるのも面白いだろう。
●「とある」のアニメデザイン自販機設置は→こちら
© 2018 鎌池和馬/冬川基/KADOKAWA/PROJECT-RAILGUN T
© 2017 鎌池和馬/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/PROJECT-INDEX Ⅲ
イメージ写真は筆者撮影
編集・ライター。アニメやゲーム、ニコニコ動画関連書籍の編集に携わり、今ではオーディオ、生活雑貨、マネーなどさまざまなジャンルに手を広げている。コミックマーケットには一般・サークルでの参加経験あり。趣味はゲーム、マンガはもちろん映画鑑賞も。一人旅も好きで移動方法は主に鉄道(乗り鉄)である。