猛暑を吹き飛ばすFGO8周年記念イベント！『FGO』の世界が幕張に降臨！「Fate/Grand Order Fes. 2023 夏祭り ～8th Anniversary～」潜入レポート
2023年7月29～30日の2日間、幕張メッセの国際展示場ホール9～11において、『Fate/Grand Order（以降FGO）』の8周年を記念する大型イベント「Fate/Grand Order Fes. 2023 夏祭り ～8th Anniversary～」が行われた。両日とも天候に恵まれ、来場者は会場内の展示やアトラクションを大いに楽しでいた。そこで今回は、熱狂の「Fate/Grand Order Fes. 2023 夏祭り ～8th Anniversary～」潜入レポートをお届けしよう。
猛暑を吹き飛ばす『FGO』の一大イベントが幕張メッセで開催！
大人気のスマホ向けゲーム『Fate/Grand Order』は8周年を向かえ、それを記念するリアルイベント「Fate/Grand Order Fes. 2023 夏祭り ～8th Anniversary～」が2023年7月29～30日の2日間、千葉県・幕張メッセで開催された。当日は強烈な暑さになったのたが、その熱気以上に熱いイベントとなっていたぞ！
今回の「Fate/Grand Order Fes. 2023 夏祭り ～8th Anniversary～」は“祭”がテーマとなっており、世界中のお祭りに多くのサーヴァント達が参加しているというスタイルになっている。
そのため、日本の“ねぶた祭り”、インドのカラフルな“ホーリー”、メキシコのお盆“死者の日”、台湾の“ランタン祭り”などの展示を多くの参加者が存分に楽しんでいた。
また、今回の「Fate/Grand Order Fes. 2023 夏祭り ～8th Anniversary～」では、優先的に入場できるファストチケットが販売されることとなった。これは入場チケットの5,500円（税込）とは別に販売され、価格は2,500円（税込）するが、この取り組みによって、今回のイベントでは大きな混乱もなくスムーズな入場になったようだ。
●Fate/Grand Order Fes. 2023 夏祭り ～8th Anniversary～公式サイトは→こちら
■Fate/Grand Order Fes. 2023 夏祭り ～8th Anniversary～
【開催日】2023年7月29日（土）～30日（日）
【開催時間】9:00～18:00
【場所】幕張メッセホール 国際展示場 展示ホール9～11
【入場料】5,500円（税込）
【ファストパス】2,500円（税込・別途入場券が必要）
ウェルカムロードで行われた記念撮影。参加している公式コスプレイヤーときぐるみが勢ぞろいした（筆者撮影）
それではさっそく、FGO8周年記念イベントで、いったいどのような展示やアトラクションが行われたのか紹介していこう。
■ウェルカムロード
ウェルカムロードは、参加者が会場に入ると大型スクリーンを用いた映像演出で出迎えてくれるというもの。スクリーンは横8.4m×縦6mと大型で、今回のイベントで描き下ろされたキャラクターたちのメッセージが流れていた。
またスクリーンまでの距離が34mと長く、多くの参加者が大型スクリーンをカメラで撮影するのに立ち止まっている姿が印象的だった。
こちらが入場直後に参加者を盛大に迎えてくれるウェルカムロード。大きなゲートと大型スクリーンで参加者を歓迎してくれた（筆者撮影）
■U-オルガマリー
FGO本編の第2部、第5章「Lostbelt No.5 星間都市山脈 オリュンポス 神を撃ち落とす日」で登場したキャラクター「U-オルガマリー」の等身大立像が登場。
U-オルガマリーの等身大立像はどの角度から撮影しても迫力と美麗さが伝わるほど、かなり造形にこだわって作られていた。
こちらが等身大のU-オルガマリー。髪のなびき方や細かい衣装まで、ゲーム内のイラストを忠実に再現しているのが分かるだろう（筆者撮影）
■英霊ねぶた
会場の中心には、マシュ・キリエライト、ギルガメッシュ、アルトリア・キャスター、フォウくんを模した巨大な英霊ねぶたが展示されていた。
イラストを忠実に再現した迫力あるねぶたで、あおり気味のギルガメッシュの表情や、見る人の角度まで計算された配置に感動！ もちろん、日本の“ねぶた祭”をイメージしている。
今回の大型展示がこの英霊ねぶた。高さ6.5mにもなる圧倒的な迫力と、造形美に多くの人が足を止めていた。ねぶたの光の演出も神々しい（筆者撮影）
■Bierzelt Chaldea（ビアツェルトカルデア）
Bierzelt Chaldea（ビアツェルトカルデア）は、サーヴァントの中から1騎選び、Live2Dとバイノーラルのフルボイス映像で楽しむことができるアトラクション。BAR内でお気に入りのサーヴァントとすごせるとあって少し時間がかかるのだが、整理券の配布はすぐに終了となった。
こちらは、ドイツのお祭り“オクトーバーフェスト”をイメージしているが、選ぶことができたサーヴァントは斎藤一、蘆屋道満、シャルルマーニュ、セタンタ、徐福、レディ・アヴァロン、伊吹童子、エレシュキガル・オルタの8騎となっていた。
大人気だったビアツェルトカルデアは、音声を聞きながらスペースを歩き回るアトラクション。バイノーラルボイスを思う存分堪能できた（筆者撮影）
■わくわくカラフルエリセランド
わくわくカラフルエリセランドでは、縁日で見たことがあるような3つのアトラクションが楽しるようになっていた。
アトラクションは、ハンマーでマンドリカルドを打ち出す「マンドリカルドくん八艘飛び」、映像に合わせてボールをぶつけて色を付ける「スプラッシュ・カラーズ」、スーパーボールをすくう「カラフルサーヴァントすくい」で、イメージしているお祭りはインドの“ホーリー”だと思われる。
鮮やかな色調が目に飛び込んでくるわくわくカラフルエリセランド。スーパーボールすくいやハンマーでボールを飛ばしたりする縁日遊びが楽しめた（筆者撮影）
■モルガンスタジアム ~Tam Lin Masquerade~
サーヴァントの展示は仮面舞踏会をイメージしたものとなっている。
こちらが仮面舞踏会をイメージしたサーヴァントたちの展示。各キャラクターにオリジナルの仮面をもたせて雰囲気満点だ（筆者撮影）
今回の宝具展示は5つだった。いづれの造形も素晴らしく神々しさを感じる（筆者撮影）
■縁日エリア
縁日エリアは夏祭りをイメージした屋台が立ち並ぶエリアで、おめんやラムネ、令呪シールなどを販売していた。屋台の数が多かったため行列が短く、参加しやすいアトラクションのひとつとなっていた。
縁日エリアには、よくお祭りで出ている屋台が出店しており、おめんやかき氷、おもちゃの剣などを販売していた（筆者撮影）
■英霊召喚フォトスタジオ
今回も恒例の英霊召喚フォトスタジオが登場。自分のお気に入りのサーヴァントを召喚して写真が撮影できる。
参加サーヴァントは2023年6月までに実装したサーヴァントで、その数は375騎。今回から新たに霊基再臨段階を第1～3段階まで選んで撮影できるようになっていた。
毎回恒例の、自分の好きな英霊と写真が取れる英霊フォトスタジオ。375騎ものサーヴァントのなかから、たった1騎を選ぶという究極の選択を迫られる（筆者撮影）
■Fate/Grand Order × リアル脱出ゲーム
会場内のすべてを使った『Fate/Grand Order』のリアル脱出ゲームも用意されていた。このアトラクションでは、出題された謎をスマホアプリLINEと謎解きキットを駆使して解き明かす体験型ゲーム。もちろん制作協力に「SCRAP」が参加しているため、本格的な謎解きとなっている。
このアトラクションのためだけに制作されたフルボイス映像を見ながら、多くの参加者が会場内を探索していたぞ。
脱出ゲームは会場全体がステージとなっているため、イラストのみの撮影（筆者撮影）
■Grand STAGE
会場内には特設ステージが設置され1日5ステージ、全10ステージも公演されていた。文化放送で放送されている「Fate/Grand Order カルデア・ラジオ局 Plus」Fes出張版や、9月28日にコーエーテクモから発売されるコンシューマーゲーム『Fate/Samurai Remnant』のスペシャルステージ、FGO夏の祭典 8周年スペシャルトーク＆ライブなどが行われた。
YouTubeなどでアーカイブが残っているので、気になる人はすぐにチェックしたほうがいいだろう。
●Fate/Grand Order Fes. 2023 夏祭り ～8th Anniversary～「ステージ一覧」は→こちら
ステージの様子はYouTubeなどでアーカイブされている。まだ見ていない人は今すぐチェックしておこう（筆者撮影）
■その他
ほかにもランタン祭りや死者の日をイメージした展示、きぐるみが開場を練り歩くグリーティング、ゲリラ的に行われた缶バッジとシールの配布、関係者も一緒に参加していた寄せ書きなどなど、見どころ満載だった。
上写真が台湾のランタン祭りをイメージした展示で、下写真が死者の日をイメージしている。どちらも祭りのイメージぴったりなイラストで、多くの人を魅了していた（筆者撮影）
きぐるみのグリーティングはこの距離まで近づくことができるため、参加者がスマホで撮影していた（筆者撮影）
会場内でゲリラ的に行われていた缶バッジとシールの配布。配っているのはFGO 第2部 開発ディレクターの叶良樹氏（筆者撮影）
こちらは会場内に設置されていた寄せ書きスペース。下写真で武内崇氏と奈須きのこ氏のサインを見つけたのでアップで紹介（筆者撮影）
いかがだろうか？ 暑さを吹き飛ばすFGOの8周年を祝福するイベント「Fate/Grand Order Fes. 2023 夏祭り ～8th Anniversary～ 」は、見どころ満載のイベントであった。
多くの描き下ろしイラストや、趣向を凝らした展示、ここだけでしか楽しめないアトラクションなど、とても力が入っていたので参加者はきっと満足できたに違いない。
これからも『FGO』は続いていくので、9周年、10周年のイベントも今から楽しみだ。
イメージ写真は筆者撮影
編集・ライター。アニメやゲーム、ニコニコ動画関連書籍の編集に携わり、今ではオーディオ、生活雑貨、マネーなどさまざまなジャンルに手を広げている。コミックマーケットには一般・サークルでの参加経験あり。趣味はゲーム、マンガはもちろん映画鑑賞も。一人旅も好きで移動方法は主に鉄道（乗り鉄）である。
