猛暑のコミケで役立つグッズはどれ?【開幕直前】C102・夏コミで役立つおすすめグッズ6選-コミケPlus編集部
第102回コミケ(C102・夏コミ)は、いよいよ2023年8月12日・13日の2日間、東京ビッグサイトにおいて10時30分から開催される。そこでコミケ専門誌「コミケPlus」編集部では、猛暑が予想されるC102・夏コミの一般参加者が持っていきたいお役立ちグッズを独自の視点で紹介したいと思う。初心者はもちろんベテラン参加者も、C102に参加する者全員がコミケットを最後まで楽しめるように、猛暑に対応できる装備で臨みたい。
今年の夏コミも猛暑になりそう! 夏コミに持っていきたいお役立ちグッズとは?
新型コロナが5類感染症に指定されたことで、第102回コミケ(C102・夏コミ)は、参加者数の上限が撤廃されるなど、これまでとは大きく変わることになった。
C102ではワクチン接種証明書などの提出は不要で、検温や手指消毒なども実施されないし、マスクの着用は個人の判断に委ねられることになっている。
■コミックマーケット102(C102・夏コミ)
【開催日】2023年8月12日(土)~13日(日)
【開催時間】10:30~16:00
【場所】東京ビッグサイト
【参加サークル数】1日当たり約1万500サークル(2日間のべ2万1,000サークル)
【総参加者数】十数万人(予定)
●コミックマーケット準備会「コミックマーケット102の開催について」は→こちら
真夏に開催されるコミケット(夏コミ)は、例年30℃を超えるような猛暑に見舞われる。たとえば、2018年のC94では編集部の現場計測で、なんと最高気温36.5℃を記録しているのだ。
もし、C102に参加する日がそのような猛暑日であれば、短時間であっても屋外で過ごすのが危険な場合もある。まして、アーリー入場や午前入場で参加する場合は、長時間待機列に並ぶことになるので、それなりの装備が必要になるだろう。
やはり夏コミでは、熱中症にならないように事前にしっかり準備をしておくべきだ。すでに、熱中症対策についてはこちらの記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてもらいたい。
夏コミのお役立ちグッズをコミケPlus編集部の独自視点で評価!
■携帯扇風機
今や夏の定番となった携帯扇風機。以前より価格も下がって買いやすくなっている。正直言って炎天下の屋外ではあまり役に立たないが、風のない場所や汗をかいたときは多少涼しく感じられることもある。
また、携帯扇風機はややかさばるため、コミケットでは手持ちタイプよりも首掛けタイプのほうがおすすめ。
どちらかというと、一般参加者よりも冷房の効いた館内にいるサークル参加者に効果の高いアイテムだろう。できればモバイル充電器や予備のバッテリーも持っていきたいところ。
オススメ度 ★ ★ ★ ☆ ☆
■ネッククーラー
最近注目されているのがPCMタイプのネッククーラーだ。PCMとは冷蔵庫・冷凍庫(28℃以下)に入れると10分ほどで凍結する特殊な素材。
首に当てると血液が体内に戻っていく静脈を冷やせるので、確かに猛暑の屋外でも効果がある。
価格も500円~1,000円と安価なのでオススメしたいところだが、どの製品も持続時間は20~30分程度しかないので、コミケット会場に着くころには役に立たなくなってしまうだろう。
オススメ度 ★ ☆ ☆ ☆ ☆
■ドライタオル
ネッククーラーよりオススメできるのがドライタオルだ。水に濡らすだけでひんやり冷たくなり、乾けば水分を吸収できるので、一石二鳥の優れもの。
もちろん、首回りを直射日光から守り、体温の上昇や日焼けを防ぐこともできるので、屋外の入場待機列に並ぶなら必須のアイテムになる。できれば軽くてかさばらないのもいい。
オススメ度 ★ ★ ★ ★ ★
■ボディペーパー
炎天下の待機列ではじっとしていても汗をかくので、汗を拭きとるボディペーパーがあるといい。
残念ながら実際に体温を下げる効果はほとんど期待できないが、水やエタノールなどの水分が含まれるため、気化熱の作用で肌の熱(ほてり)を逃がしてさっぱりする効果はある。
待機列でこまめに体の汗や汚れを拭き取れば、清涼感も得られるだろう。もちろん、周囲へのエチケットとしてもボディペーパーは積極的に使用したいところだ。
オススメ度 ★ ★ ★ ★ ★
■ペットボトル保冷袋
コミケット会場内にはコンビニや自動販売機があるので冷たい飲み物も確保できるが、入場待機列ではやや確保しづらい。
やはり、待機列に並ぶ前に冷たい飲み物を1本くらいは確保しておくのが正解だ。ペットボトルの保冷効果は気休め程度だが、待機列周辺で購入したドリンクを短時間なら保冷できる。
また、自宅で凍結させたドリンク用に利用すると、会場に着いた頃にはちょうどいい感じに溶けている。暑くなった体を冷たいペットボトルで冷やせるし、冷たい飲み物を補給できるので利用価値は高いだろう。
ただし、凍結させたボトルを入れると、結露で鞄のなかにあるものを濡らすことがある点には注意したい。
オススメ度 ★ ★ ★ ☆ ☆
■空調服
夏の屋外作業現場ではかなり見かけるようになってきた空調服。最近はワークマンなどでもカジュアルなものが販売されているので、タウン着としても普及しつつある。
確かに空調服の冷却効果は高いので夏コミでもオススメしたいが、コミケット当日の混雑した電車内などでは効果が落ちるし、バックパックを背負うと本来の機能を発揮できないこともある。
重いバックパックを利用することの多いコミケット参加者が、空調服を使いこなすのは意外と難しいのだ。
オススメ度 ★ ★ ☆ ☆ ☆
いかがだろうか? 夏コミはいつも暑いが、C102は例年以上の猛暑になりそうだ。アーリー入場や午前入場で一般参加する人は入場待機列に長時間並ぶ可能性が高いので、やはりそれなりに暑さ対策をしないと、熱中症になってしまうかもしれない。
せっかくのコミケットを思う存分楽しめるように、初心者はもちろん、久しぶりに参加するベテラン勢も、できるだけ事前にしっかり準備しておきたいものだ。
なお、今回の記事はコミケ専門誌「コミケPlus Vol.19」に掲載された記事を基に作成されている。詳しく知りたい人は、全国の書店やAmazon、コミケPlus公式通販サイトなどで購入してほしい。
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イメージ写真は筆者撮影
編集・ライター。ゲーム雑誌の編集部に20年以上所属しており、ゲームやパソコン、カメラ、AV機器などが得意分野。フリーになってからはコミケに参加し始め、コスプレイヤーの撮影にハマったあげく、現在はVTuberにどっぷり浸かっている。