サークル参加者がもっと参加しやくすく!【朗報!】C103からコミケットのサークル参加費が2,200円も値下げ

公開日:2023年7月6日 更新日:2023年7月6日

コミケットを主催するコミックマーケット準備会は、2023年7月1日、第103回コミックマーケット(C103・冬コミ)から、サークル参加費を値下げすると発表した。2年間も続いたコロナ禍による規模縮小やC98の中止などで財政的に厳しい状況が続いていたものの、有料チケット制の導入や準備会の経費削減によって収益が改善したとのこと。これによってサークル参加費は1サークルあたり2,200円ほど値下げされることになったのである。

広告

サークル参加費を下げてコロナ禍で離れたサークルを呼び戻す!

約2年に及ぶコロナ禍の影響で、C98が中止されたり開催規模が縮小されてきたコミケットだが、2023年8月12日・13日に、東京ビッグサイトで開催される第102回コミックマーケット(C102・夏コミ)では、新型コロナが5類感染症に指定されたことで、ようやく一般参加者が十数万人に拡大される。

とはいえ、コミケットの開催期間は2日間のままだし、サークル参加数も1日1万500、2日間で2万1,000に限定されている(コロナ禍前は3万2,000~3万5,000サークル)。

ここ数年コミックマーケット準備会は経済的に厳しい状況にあったが、一般参加者の有料チケット制の導入や準備会の経費削減等で、ようやく収益は改善してきたという。

そのようななか、「コミックマーケット103サークル申込と参加費等改訂のお知らせ」が2023年7月1日に公開された。それによると、C103(冬コミ)のサークル参加費が“2,200円”ほど値下げされると書かれており、多くのサークル参加者から驚きの声が上がることになった。

●コミックマーケット103サークル申込と参加費等改訂のお知らせは→こちら

C103 サークル参加価格改定 準備会 コミケ

数年ぶりの価格改定は、サークル参加者にとっては嬉しいこと。これでC103のサークル参加者が増えるかもしれない(画像はコミックマーケット公式サイトより転載)

これまで、コミケットのサークル参加費は8,000円、申込書セット1,100円、システム手数料1,100円で合計1万200円(税込)が必要だった。しかし、C103からはサークル参加費が7,000円に値下げされ申し込みセットが郵送専用に、システム手数料も100円ほど値下げされて1,000円となるため、合計では8,000円(税込)になるのだ。

この2,200円の値下げは1SPごとで、1サークルで2SPを申し込んだ場合は3,100円、合体サークル(2サークル)は4,900円ほど安くなるのである。これはありがたい!

C103 価格改定 自作

サークル参加費以外にも申込書セットが郵送専用となり、システム手数料も1SPで1,000円、2SPで1,900円へと変更されている(表はコミックマーケット公式サイトのデータを元に編集部で独自に作成)

注意したいのは、今回の値下げはC103ではオンラインでのサークル申込みが前提となっていること。実はC103から、サークル参加申込書セット(冊子版)は郵送申込専用となり、オンライン申込には使用できないのだ。

もし、郵送で申し込む場合は1サークル1SPで7,787円(郵送料・振込手数料込)になるそうだ。

ちなみに、C103の開催日時はすでに発表されており、2023年12月30日・31日の2日間開催。会場はC102と同じ東京ビッグサイトを予定しており、やはり一般参加者は十万人規模になるが、サークス参加数に関しては発表されていない。もしかすると、久しぶりに3万サークル規模に拡大されるかもしれない。

●コミックマーケット103の日程と開催概要は→こちら

C103 スケジュール

すでに、C103は東京ビッグサイトにて2023年12月30日・31日の2日間で開催されることが決まっている(画像はコミックマーケット公式サイトより転載)

いかがだろうか? 今回のサークル参加費用の値下げは、コミックマーケット準備会の公式サイトにも書いてあるとおり、コロナ禍で一旦離れてしまったサークル参加者を呼び戻すための施策である。間もなくC102が開催される予定だが、今からC103がどのような形で開催されるのか楽しみだ。

(文=西澤浩一)
イメージ写真は筆者撮影
筆者プロフィール
西澤浩一
編集・ライター。アニメやゲーム、ニコニコ動画関連書籍の編集に携わり、今ではオーディオ、生活雑貨、マネーなどさまざまなジャンルに手を広げている。コミックマーケットには一般・サークルでの参加経験あり。趣味はゲーム、マンガはもちろん映画鑑賞も。一人旅も好きで移動方法は主に鉄道(乗り鉄)である。