『Poppin'Party』の息吹が感じられる閑静な学生＆住宅街【聖地巡礼】第2回『BanG Dream!（バンドリ）』の聖地“早稲田”は下町風情が満点！
実在する地域を舞台にしたアニメや漫画が増えてきたこともあり、数年前から、ファンの間では作中に登場する地域を巡る“聖地巡礼”が定番イベントとなっている。そこで今回は、今訪れるべき聖地を紹介しよう。第2回は、マンガやスマホゲームから2018年にアニメ化された『BanG Dream!』だ。アニメ化されたことでさまざまな聖地が判明しているぞ！
『BanG Dream!』の主人公・戸山香澄が所属するPoppin’Partyの聖地「早稲田」周辺を紹介！
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映画やテレビの撮影が行われたロケ地巡りは、ファンの間ではかなり前からこっそり行われてきた。
その後、アニメのなかに実在する地域が作中に登場する作品が増えたため、たとえば『涼宮ハルヒの憂鬱』の兵庫県西宮市、『おねがいティーチャー』の長野県木崎湖、『セーラームーン』の東京麻布十番などを巡るファンが現れるようになる。もちろん、その当時は“聖地巡礼”という名称はなく、ドラマのロケ地巡りに近い雰囲気であった。
なお、聖地巡礼については、第1回目に詳しく解説しているので下記の記事をご確認いただきたい。
そのようなアニメ聖地は数多くの作品で見られ、登場する地域も日本全国に散らばっている。
今回紹介する聖地巡礼は、2015年から月刊「ブシロード」で連載が始まった人気マンガ『BanG Dream!』（以降バンドリ）だ。
『BanG Dream!』は高校生がガールズバンドを結成し、バンド活動を通して少女たちの成長を描くストーリー。アニメ化は2018年から2020年にかけて3期が放送されているが、マンガからスマホゲームを経て、2018年にアニメ化されたことで聖地の詳細が判明していている。
また、『BanG Dream!』には複数のガールズバンドが登場し、それぞれのバンドにストーリーや楽曲の特長があり聖地も分かれている。そのなかでも、今回は主人公の「戸山香澄」が所属しているPoppin’Partyが活動している「早稲田」周辺の聖地を紹介しよう。
●BanG Dream!公式サイトは→こちら
●バンドリ! ガールズバンドパーティ!（公式）サイトは→こちら
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「早稲田」の聖地は住宅街や生活道路が多いので騒がず静かに訪問を！
今回は『BanG Dream!』の舞台となった「早稲田」を紹介するが、ご存知のとおり早稲田周辺は早稲田大学の学生街としても有名だが、基本的には閑静な住宅街となっている。
もちろん、アニメの聖地は観光地ではないのでそれなりの配慮が必要だ。とくに今回紹介する駅や住宅地、公園などを訪れる場合は、騒いだり周囲の迷惑になる行為は厳禁！ ファンなら作品の評判を貶めないよう十分に気を付け、静かに楽しんでほしい。
聖地巡礼には必ず下記を遵守し、周辺住民の迷惑にならないようにしよう。
1.景観を荒らさず、環境を保つ（ゴミなどは持ち帰る）
2.立ち入り禁止＆撮影禁止の場所を事前に確認し、私有地には勝手に立ち入らない
3.住宅街では騒がず静かに！ 撮影も速やかに済ませること
4.写真をSNSなどにアップするときは、写っている人物にボカしをかけてプライバシーに配慮する
■東京メトロ東西線「早稲田駅」
まずは主人公たちが通学で利用する交通機関から。地下鉄東西線「早稲田駅」は、戸山香澄たちが通っている「花咲川女子学園高校」の最寄り駅のひとつ。作中でも何度も登場するので、ファンには馴染みのあるた風景だろう。
戸山香澄たちが通っている「花咲川女子学園高校」の最寄り駅のひとつが、この東西線「早稲田駅」。利用者が多い駅なので邪魔にならないように注意しよう（筆者撮影）
■東京さくらトラム「早稲田駅」
こちらも「花咲川女子学園高校」の最寄り駅のひとつである東京さくらトラム（都営荒川線）の「早稲田駅」。東西線の早稲田駅とはかなり離れた場所にあるので間違えないようにしたい。
東京さくらトラムは東京で唯一残されている都電で、車道と交差する飛鳥山付近は撮影スポットとしても有名だ。とくに桜が咲いている時期には桜のトンネルが見られる路線で、通勤と観光の両方で愛されている。
こちらも通学のたびによく登場する東京さくらトラムの「早稲田駅」。早稲田駅は終点なのでそのまま折り返し運転されるようになっている（筆者撮影）
■胸突坂
Poppin’Partyに所属している市ヶ谷有咲の蔵に向かうときに登った坂が、都内でも有数の急坂である「胸突坂」だ。あまりにも急なので階段状に整備されているが、自転車が通れるように坂にもなっている。ファンなら一度は登ってみると、有咲の通学の大変さが実感できるかも！ 場所は椿山荘近くの神田川沿いで、最寄り駅は東京さくらトラムの「早稲田駅」になる。
バンド練習を行う蔵へ向かうためにこの胸突坂を通るため、作中でもよく登場する。角度は16度とかなり急で、坂の途中に休憩所が設けられている（筆者撮影）
■地蔵通り商店街
Poppin’Partyに所属している山吹沙綾の両親が経営している「山吹ベーカリー」があるのが、江戸川橋にある地蔵通り商店街。作中での登場回数は少ないが、下町の風情が感じられる賑やかな商店街だ。最寄り駅は早稲田駅ではなく地下鉄有楽町線の「江戸川橋駅」になる。
こちらは商店街の名前の由来となっている「子育地蔵尊」。商店街の入口にあるのでここを目印に向かうといいだろう（筆者撮影）
■江戸川公園
作中で何度も登場するのが神田川沿いの「江戸川公園」だ。Poppin’Partyで悩みがあったりすると、この公園で相談したり励まし合ったりしていた。場所は椿山荘のそばの神田川沿いで早稲田駅より地下鉄有楽町線の「江戸川橋駅」のほうが近い。
住宅街の中にある公園なので、多くの人の憩いの場となっている。神田川沿いなので夏などの暑い季節には過ごしやすいし、春は桜の名所としても有名だ（筆者撮影）
■東京さくらトラム面影橋周辺
キービジュアルの背景や通学路として登場する東京さくらトラムの「面影橋」駅周辺。早稲田駅のひとつ先の駅になるが、神田川沿いの風景は桜が咲くと作中の風景と合致する隠れた名所だ。
東京さくらトラムの「早稲田駅」からひとつ先が「面影橋」駅だ。早稲田駅からは徒歩10分程度しか離れていない。神田川沿いの桜が咲いている時期には絶景が広がる場所である（筆者撮影）
聖地巡礼第2回目『BanG Dream!』の聖地「早稲田」はいかがだっただろうか？
作中で何度も登場する聖地が多いため紹介できるスポットの数は少ないが、早稲田周辺以外にも東京さくらトラムの路線周辺が多く登場する。
観光やコミケットで東京を訪れた際には、都内に残る唯一の都電に乗って聖地を訪れてみるといいだろう。早稲田周辺は本当に静かな場所なので、くれぐれも周囲には十分な配慮をして楽しんでほしい。
イメージ写真は筆者撮影
編集・ライター。アニメやゲーム、ニコニコ動画関連書籍の編集に携わり、今ではオーディオ、生活雑貨、マネーなどさまざまなジャンルに手を広げている。コミックマーケットには一般・サークルでの参加経験あり。趣味はゲーム、マンガはもちろん映画鑑賞も。一人旅も好きで移動方法は主に鉄道（乗り鉄）である。
