今も進化を続けるベイフロントコミケも開催される定番観光スポット「湾岸エリア」の歴史
1997年にフジテレビ本社がこの地に移転するとそこから一気に開発が進められ、今では東京の定番観光スポットにまで成長した湾岸エリア。コミケが東京ビッグサイトで開催されるようになったのは、実はその前年の1996年から。ここでは、湾岸エリアがどのように発展してきたのか振り返ってみよう。
世界規模のコミケも開催される湾岸地区を見逃すな!
お台場、有明、豊洲などの湾岸地区はレインボーブリッジ、フジテレビ、豊洲市場などがあり、東京観光の定番スポットになっている。
しかし、青海のダイバーシティには実物大ユニコーンガンダム立像が、有明には世界規模の同人イベント「コミケ」をはじめとする同人イベントでも利用される東京ビッグサイトなどがあり、オタクにとって見逃せないエリアとなっている。
今もダイナミックに変化する湾岸地区だが、2020年8日には有明に大規模シアターや有明四季劇場、大型温泉施設まで備えた大規模商業施設「有明ガーデン」がオープン。
さらに2022年3月に青海のヴィーナスフォート&パレットタウンが閉館し、その跡地は2025年秋に1万人規模の大型複合アリーナに生まれ変わる予定となっている。
2020東京オリ・パラも終了し、コミケなどのビッグイベントも徐々に再開されているが、コロナ禍の状況しだいで会場や日程が変更される可能性もある。イベントに行く際は事前にしっかりチェックしておきたい。
世界規模の同人イベント「コミケ」はビッグサイトで開催!
「コミケ」は、日本だけでなく世界中のオタクが集まる世界最大規模の同人イベント。その会場となるのが有明地区にある東京ビッグサイトだ。
コロナ禍の影響で2年間開催されなかったが2021年12月に再開され、2022年の8月には第100 回記念となるC100が2日間で開催される予定。
ちなみに、東京ビッグサイトでコミケが開催されるようになったのは1996年のC50からである。
ヴィーナスフォートは閉鎖! 新たな施設に生まれ変わる!
1999年3月に誕生した「青海のヴィーナスフォート&パレットタウン」は、女性のためのテーマパークというコンセプトで誕生。当初は10年間の期間限定で営業される予定だったが、好評につきその後もずっと営業を延長してきた。
2020東京オリ・パラ期間中は、仮設の青海展示棟でもコミケが開催されたので、オタクにもなじみ深い施設だが惜しまれつつ2022年3月に閉鎖されている。
なお、現在営業中の大観覧車も2022年8月で営業は終了され、その後、2025 年秋にはライブやスポーツなどの多目的に利用可能な、1万人規模の大型複合アリーナに生まれ変わる予定である。
(文=尾﨑貴也)
イメージ写真はHareza池袋提供