愛媛県の県庁所在地は? 佐賀駅の名物は? も全部『桃鉄』で覚えた!学校で桃鉄が楽しめる!? 『桃太郎電鉄 教育版Lite ~日本っておもしろい!~』がリリース!
大ヒットゲーム『桃太郎電鉄(以下:桃鉄)』は日本の地理を勉強するのに役立つが、その『桃鉄』を学校教育に利用できる『桃太郎電鉄 教育版Lite ~日本っておもしろい!~』が公開された。この教育版『桃鉄』は2020年に発売された『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番! ~』をベースにしたものだが、いったいどんな内容になっているのだろうか?
個人でも楽しみたい!『教育版桃鉄』が23年1月24日より公式サイトで公開中
株式会社コナミデジタルエンタテインメントがリリースしている『桃太郎電鉄』シリーズは、皆さんご存じのとおり、プレイヤーが電鉄会社の社長となって日本全国をすごろくで巡り、各地域で資産を増やして会社の総資産を競い合うパーティーボードゲームだ。
日本全国の実在の駅がマス目となっているため、ゲームを遊びながら各県の位置や県庁所在地、名物や風土・歴史まで、桃鉄で覚えた人も多いだろう。まさに、日本の地理を勉強するのに『桃鉄』はピッタリであろう。
そのような『桃鉄』の教育機関向け『桃太郎電鉄 教育版Lite ~日本っておもしろい!~(以下:桃鉄教育版)』が、東京ゲームショウ2022で発表されたのはご存じだろうか? これは日本の教育機関や教育委員会・地方自治体向けに開発されたもので、2023年1月24日から公式サイトにおいて公開されている。
そもそも桃鉄教育版『桃太郎電鉄 教育版Lite ~日本っておもしろい!~』は、2020年に発売された『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番! ~』をベースに改定されたバージョンとなっており、逆転要素が高い貧乏神や特殊なカードが排除され、地域や歴史、風土、気候などが学べる社会科学習に特化したゲームとなっている。
この桃鉄教育版はしっかりと時間をかけて作られており、学校の授業時間に合わせた「プレイ時間の選択」や、学習地域が選択できる「地方限定プレイ」、その地域がより深く知れる「詳細情報の充実」、そして教師が生徒のゲーム時間などをコントロールできる管理ツールの実装など、教育ツールとして専用開発されている。
対応プラットフォームはWindowsパソコン、Chromebook、iPadとなっているが、今のところ、桃鉄教育版は学校教育機関や地方自治体の利用を想定しており、残念ながら個人が遊ぶために入手することはできない。
また、塾や予備校などの教育補助機関、海外の日本人学校なども未対応となっている。
●桃太郎電鉄教育版公式サイト→こちら
●桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番! ~公式サイト→こちら
【価格】無料
【対象】現在は日本国内の学校教育機関や地方自治体
※個人では申し込めない
【プラットフォーム】 Windows PC/ Chromebook/ iPad
【インターフェイス】 キーボード/タッチパネル
【プレイ人数】1~4人
【オンラインプレイ】 非対応
【入手方法】公式サイトからの申込み
筆者が旅行や鉄道が好きになったのも、実は『桃鉄』の影響が非常に大きい。そんな大人気ゲームが学校で遊べるとは、現在の子供たちはなんと幸せなことか……。筆者ももう一度小学生からやり直したい気分だ。
ちなみに、貧乏神が出ない『桃鉄』は1作目のみなので、なんと35年ぶりに貧乏神のいない『桃鉄』となっているが、できれば個人向けにも提供してもらいたいものだ。
©さくまあきら ©Konami Digital Entertainment
イメージ写真はコナミデジタルエンタテインメントより提供
編集・ライター。アニメやゲーム、ニコニコ動画関連書籍の編集に携わり、今ではオーディオ、生活雑貨、マネーなどさまざまなジャンルに手を広げている。コミックマーケットには一般・サークルでの参加経験あり。趣味はゲーム、マンガはもちろん映画鑑賞も。一人旅も好きで移動方法は主に鉄道(乗り鉄)である。