愛媛県の県庁所在地は? 佐賀駅の名物は? も全部『桃鉄』で覚えた!学校で桃鉄が楽しめる!? 『桃太郎電鉄 教育版Lite ~日本っておもしろい!~』がリリース!

公開日:2023年2月10日 更新日:2023年2月10日

大ヒットゲーム『桃太郎電鉄(以下:桃鉄)』は日本の地理を勉強するのに役立つが、その『桃鉄』を学校教育に利用できる『桃太郎電鉄 教育版Lite ~日本っておもしろい!~』が公開された。この教育版『桃鉄』は2020年に発売された『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番! ~』をベースにしたものだが、いったいどんな内容になっているのだろうか?

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個人でも楽しみたい!『教育版桃鉄』が23年1月24日より公式サイトで公開中

株式会社コナミデジタルエンタテインメントがリリースしている『桃太郎電鉄』シリーズは、皆さんご存じのとおり、プレイヤーが電鉄会社の社長となって日本全国をすごろくで巡り、各地域で資産を増やして会社の総資産を競い合うパーティーボードゲームだ。

日本全国の実在の駅がマス目となっているため、ゲームを遊びながら各県の位置や県庁所在地、名物や風土・歴史まで、桃鉄で覚えた人も多いだろう。まさに、日本の地理を勉強するのに『桃鉄』はピッタリであろう。

そのような『桃鉄』の教育機関向け『桃太郎電鉄 教育版Lite ~日本っておもしろい!~(以下:桃鉄教育版)』が、東京ゲームショウ2022で発表されたのはご存じだろうか? これは日本の教育機関や教育委員会・地方自治体向けに開発されたもので、2023年1月24日から公式サイトにおいて公開されている。

そもそも桃鉄教育版『桃太郎電鉄 教育版Lite ~日本っておもしろい!~』は、2020年に発売された『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番! ~』をベースに改定されたバージョンとなっており、逆転要素が高い貧乏神や特殊なカードが排除され、地域や歴史、風土、気候などが学べる社会科学習に特化したゲームとなっている。桃太郎電鉄 パッケージ

こちらが2020年に発売され大ヒットとなったニンテンドースイッチ版『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番! ~』。コロナ禍という事もあって、遠方の友人たちとも遊べるオンライン対戦が大ヒットの一因となった(画像はコナミデジタルエンタテインメントより提供)

この桃鉄教育版はしっかりと時間をかけて作られており、学校の授業時間に合わせた「プレイ時間の選択」や、学習地域が選択できる「地方限定プレイ」、その地域がより深く知れる「詳細情報の充実」、そして教師が生徒のゲーム時間などをコントロールできる管理ツールの実装など、教育ツールとして専用開発されている。

対応プラットフォームはWindowsパソコン、Chromebook、iPadとなっているが、今のところ、桃鉄教育版は学校教育機関や地方自治体の利用を想定しており、残念ながら個人が遊ぶために入手することはできない。

また、塾や予備校などの教育補助機関、海外の日本人学校なども未対応となっている。

●桃太郎電鉄教育版公式サイト→こちら

●桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番! ~公式サイト→こちら

『桃太郎電鉄 教育版Lite ~日本っておもしろい!~』の詳細

【価格】無料
【対象】現在は日本国内の学校教育機関や地方自治体
※個人では申し込めない
【プラットフォーム】 Windows PC/ Chromebook/ iPad
【インターフェイス】 キーボード/タッチパネル
【プレイ人数】1~4人
【オンラインプレイ】 非対応
【入手方法】公式サイトからの申込み

桃太郎電鉄 教育版 対応機種

対応プラットフォームはWindows、Chromebook、iPadと教育機関でよく利用されている機種を網羅。ついつい遊びすぎてしまうオンラインプレイは制限されている(画像はコナミデジタルエンタテインメントより提供)

桃太郎電鉄 教育版 地域選択

学習したい地域が選べる地域選択を実装。地元を集中的に学習することも可能だ(画像はコナミデジタルエンタテインメントより提供)

桃太郎電鉄 教育版 詳細情報

スイッチ版にはない地域の詳細情報。実際のマップ情報も表示されるので、復習にも使いやすい(画像はコナミデジタルエンタテインメントより提供)

 

筆者が旅行や鉄道が好きになったのも、実は『桃鉄』の影響が非常に大きい。そんな大人気ゲームが学校で遊べるとは、現在の子供たちはなんと幸せなことか……。筆者ももう一度小学生からやり直したい気分だ。

ちなみに、貧乏神が出ない『桃鉄』は1作目のみなので、なんと35年ぶりに貧乏神のいない『桃鉄』となっているが、できれば個人向けにも提供してもらいたいものだ。

©さくまあきら ©Konami Digital Entertainment

(文=西澤浩一)
イメージ写真はコナミデジタルエンタテインメントより提供
筆者プロフィール
西澤浩一
編集・ライター。アニメやゲーム、ニコニコ動画関連書籍の編集に携わり、今ではオーディオ、生活雑貨、マネーなどさまざまなジャンルに手を広げている。コミックマーケットには一般・サークルでの参加経験あり。趣味はゲーム、マンガはもちろん映画鑑賞も。一人旅も好きで移動方法は主に鉄道(乗り鉄)である。