新型コロナだけじゃない冬コミの注意点とは!?C101冬コミ参加マニュアル【寒さ&感染症対策編】ベテランも必見!
2022年12月30日~31日の2日間、東京ビッグサイトにおいて第101回コミックマーケット(C101・冬コミ)が実施される。運よく入場チケットを確保した人は、コミケットに参加するのを楽しみにしていることだろう。しかし、コロナ禍はいまだ収束しておらず、コミケット参加者は従来の常識だけでは対応しきれない新たな冬コミ対策を迫られている。それを踏まえたうえで、今回はC101に参加する人が、事前に準備しておくべき寒さ対策と感染症対策を紹介しよう。
C101冬コミ参加者が知っておくべき3つの重要ポイントとは?
第101回コミックマーケット(C101)は2022年12月30日~31日に開催される。しかし、冬コミでは新型コロナウイルスだけでなく、インフルエンザやノロウイルスといった感染症にも注意が必要になる。
また、冬コミは寒い屋外の待機列に長時間並ぶこともあるので、体調&体力管理。そして突然の雨・雪などへの天候対策などにキチンと対処できる準備する必要があるのだ。
【1】感染症予防
冬はさまざまな感染症が懸念される。まずは参加者自身が、コミケット会場にウイルスを持ち込まない、会場から持ち帰らないことを徹底しよう。周りの参加者を守ることが=自分を守ることにつながるぞ。
【2】体調&体力管理
C101はチケット制になり、以前のように入場待機列に長時間並ぶ必要はない。しかし、東地区待機列や入場後に個別の待機列に並ぶなら防寒対策は必須となる。また、適切に体温調節できる服装や体力を維持するための食料補給も欠かせない。
【3】天候対策
冬コミでは過去に何度も雨や雪に見舞われている。雨や雪に濡れれば身体が冷えて体調不良を起こしかねない。当日は出かける前に気温や天候を確認しておき、突然の雨や雪にもしっかり対処できるようにカッパや傘などの雨具も準備しよう。
【1】新型コロナだけじゃない、冬コミはインフルエンザやノロウイルスにも注意!
ここ数年、コミケットはずっと新型コロナウイルスの影響を受けてきたので、誰しも新型コロナウイルスの感染防止には気をつけていると思う。
しかし、冬コミと言えばやはりインフルエンザを始めノロ・ロタウイルスといった感染症にも注意する必要があるだろう。
とはいえ、現在コミケットでは「不織布マスクの常時着用」「こまめなうがいや手指の消毒」「参加日前後の検温と、体力・体調が良くないときは参加を断念する」という3つの基本対策を呼び掛けている。これらを徹底することで、ほとんどの感染症から身を守ることができるだろう。
とくに、マスクには新型コロナやインフルエンザ予防に加え、冬の冷たく乾燥した空気や埃から喉を守る効果も期待できる。コミケット会場に向かう電車内はもちろん、会場内でも常時マスクを着用することで、より安全にコミケットに参加できるはずだ。
ちなみに、厚生労働省の公式サイトでは、新型コロナをはじめ冬に流行する感染症の情報を詳しく公開しているので、一度目を通しておくことをおすすめする。
●厚生労働省「感染症情報」→こちら
【2】屋外と屋内で体温を調節できる服装にしよう!
過去、冬コミに参加者したことがある人なら分かると思うが、外の待機列は極寒でも、東京ビックサイトの屋内に入ると暖房か効いていて意外と温かく、会場内を動きまわると逆に暑くなって汗をかいてしまうことがある。
しかし、汗をかいたまま外の待機列に並ぶと、今度は汗が冷えて寒くなる場合もあるのだ。
たとえば、同じ待機列でも東地区は遮るものが何もない海岸沿いの東駐車場になるが、西地区(サークルスペースや企業ブース)の場合は、待機列が屋内になるので、必ずしも「冬コミ=寒い」わけではない。
したがって、冬コミに参加するときは、防寒を分厚い上着1枚に頼るのではなく、服を脱いだり着たりすることで体温を調節できる服装がベストとなる。
下着は保温性と速乾性に優れる化繊のものを着用し、薄手のウェアを重ね着しよう。もちろん、末端は厚手の靴下や手袋、帽子、マフラーなどで保温するようにしたい。
■定期的な水分&食料補給と休憩で体力維持
コミケットのベテランならアーリー入場チケットを獲得して、早朝から丸1日会場を歩き回ることもあるだろう。
しかし、普段全然運動しない人が急に会場内を長時間歩き回ると、急激にお腹がすいたり体力を消耗して動けなくなってしまうこともある。やはり、適度な休憩とエネルギー補給をしなければ途中でバテてしまう。
そこで、会場内では自分で意識して定期的な休憩と食事(おやつ)を取ってほしい。C101では東京ビッグサイトのコンビニやレストランは営業しているが、昔のように会場内にケータリングなどは出店してないので、ある程度は食料を持参したほうがいい。
また、冬コミはトイレが混雑するので、余裕があるうちにトイレに行くようにしたいところ。
もし、休憩時に疲れを感じたり体調の異変を感じたら、無理しないように早めに帰宅することも大切だ。無事、“自宅に帰るまでがコミケット”だと心得よう。
【3】突然の雨や雪も想定した装備を整える!
冬コミで雨や雪が降ると参加者は厳しい環境に陥ってしまう。もし、前日から雨や雪が予報されているなら、服や靴、バッグなどは防水対応のものにして、タオルや着替えも用意しておきたい。
そのような準備が何もないまま、屋外の待機列で雨や雪のなかを長時間並ぶのは厳しい。少なくともポンチョやカッパ、折りたたみ傘などの簡易的な雨具だけでも何かしら準備しておこう。濡れてから後悔しても遅いのだ。
(文=いしばしいちろう)
イメージ写真は筆者撮影