今なお元祖「アケマス」が現役で稼働中!アーケード版アイドルマスターの聖地「namco 中野店」
中野ブロードウェイの別館にはゲームセンター「namco 中野店」が 入っている。1Fにはクレーンゲームなどのプライズ系、2Fには最新のビデオゲームやカードゲームが揃っているが、このnamco 中野店といえば、やはりアーケード版『アイドルマスター』の聖地、すなわち“アケマスの聖地”と言ったほうが相応しいだろう。
namco 中野店は多くのプロデューサーに愛される歴史あるゲームセンター!
中野ブロードウェイはまんだらけなどがひしめくサブカルの聖地として有名だが、別館には老舗ゲームセンター「namco 中野店」が入っているのをご存じだろうか? 建物は本館と別になっているが、中野ブロードウェイ1Fのエレベーター横にある通路から直接行くことができる。
namco 中野店は1Fはクレーンゲームなどのプライズ系、2Fが最新のビデオゲームやカードゲームなどの大型筐体が配置されている。
とくに1Fのプライズゲームはかなりの数が揃えられており、お目当ての景品を探しているだけでワクワクする。景品はキャラクターグッズだけでなくお菓子なども充実しているので、まずはどれからチャレンジするか悩んでしまうほどだ。
2Fは、ビデオゲームの対戦台や大型筐体のカードゲームなどを中心としたフロアになっており、最新ゲームが楽しめるようになっている。
だが、namco 中野店と言えば、むしろ“アケマスの聖地”(アーケード版『アイドルマスター』の聖地)という別名のほうが有名だろう。もしかすると、ファン歴の長い人には以前の店名「プラボ中野」のほうが通じるかもしれない。
アーケード版『アイドルマスター(アケマス)』は、現在でも人気の高い『アイドルマスター』シリーズの元祖。2005年から稼働しているnamcoのアイドルを育成するシミュレーションゲームで、全国のゲームセンターとオンラインでつながることができた。オンラインサービスでの新イベント追加や全国ランキングなどで人気となり、のちのシリーズへと続いていったのだ。
ちなみに、『艦これ』ではプレイヤーを“提督”などと代名詞で呼ぶが、『アイドルマスター』ではプレイヤーのことを“プロデューサー”と呼んでおり、アケマスこそがプレイヤーを代名詞で呼ぶようになった先駆けのゲームなのである。
しかも、namco 中野店は、かつて正式稼働前のアケマスのロケテストが行われたゲームセンターでもあり、ゲームの稼働期間は全国でも1位。アニメツーリズムでも「アイドルマスターの聖地」に認定されており、多くのアケマスファンに親しまれている。
さすがに現在ではオンラインサービスが終了しているが、実際にアケマスを遊ぶことができる数少ないゲームセンターなのだ。昔ハマっていたプロデューサーなら、是非足を運んでみてほしい。
ちなみに、アケマスのオンラインサービスが終了した2010年8月には、ゲームのプロデューサー・小山順一朗さんを招いたイベントが行われ、多くのファンが盛大な拍手で感謝を伝えていた。namco 中野店は、今でもなおそのときの熱気を感じることができる貴重な場所なのである。
(文=西澤浩一)
イメージ写真は筆者撮影
- 店舗名
- namco 中野店
- 住所
- 東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ別館
- 電話番号
- 03-5380-5442
- 営業時間
- 10:00~23:00
- 休日
- 無
- 最寄り駅
- JR 中野
- @namco_nakano
- https://bandainamco-am.co.jp/game_center/loc/nakano/