秋葉原に通う40歳オーバー御用達の町中華秋葉原の空腹を満たす老舗町中華「雁川(がんせん)」
まだ秋葉原が電気街の頃から、街を訪れる人達の胃袋を満たしていたのが、老舗町中華の「雁川」だ。中央通りから1本入った、いわゆるパーツ通りと呼ばれる裏通りで現在も営業しており、今なお人が絶えない人気店を紹介しよう。
ただの中華屋? いやいや26年続く老舗町中華!
今から20年ほど前、「秋葉原では食事ができるところが少ない」と言われていたのをご存知だろうか? 再開発が進んだ現在の秋葉原を見ると信じられないだろうが、30年ほど秋葉原に通っている筆者でも、昔からある食事処となると10数店舗しか覚えがない。なかでも、26年前から続いている町中華が、秋葉原のパーツ通りにある「雁川(がんせん)」だ。
1996年にオープンした雁川はボリュームもさることながら、その味と安さで一躍有名になり、今でも人気のお店。当時のパーツ通りはPCパーツや電子工作を嗜む学生が多く、雁川は格安で腹いっぱい食べられることが口コミで広まり現在に至っている。
雁川は、中央通りのトレーダーの横から路地に入りパーツ通りと交差する地点にある。店舗はビルの地下にあるのだが、中央通りから看板が見えているので意外と迷うことはないだろう。店内には大きな丸テーブルやボックス席、小さなテーブル席などの組み合わせで、混雑するお昼時は丸テーブルで相席なんてこともあるので、グループでの利用に便利だ。
昔から愛されているメニューは今でも顕在。とくに「牛すじあんかけチャーハン」や「豚の生姜焼き」、王道の「ラーメン」など、町中華特有のメニューの多さも人気の秘密。
また、Twitterによる限定メニューも忘れてはいけない。毎週変わる週替りチャーハンの告知以外にも、本日限定メニューも希にTweetされることがあるからだ。限定メニューは和牛を使っていたりなかなか手に入らない食材が使用されていることが多く、見かけて食べられた人はラッキー!
実は名物の「雁マス(雁川のマスターの略)」と呼ばれていた店主は2020年に引退し、現在は「TVチャンピオン極」で街のチャーハン王となった方が鍋を振るっている。美味しいチャーハンと懐かしい町中華を楽しみたいなら、ぜひ一度訪れて欲しい。
(文=西澤浩一)
イメージ写真は筆者撮影
- 店舗名
- 雁川
- 住所
- 東京都千代田区外神田3-10-10
- 電話番号
- 03-3255-2388
- 営業時間
- 11:00~15:00
17:00~21:00(土日20:30まで) - 休日
- 月
- 最寄り駅
- JR 秋葉原
- @gansen0141